MG F91 ver2.0 #01 “制作開始”

久しぶりのマスターグレード。

かれこれ15〜16年ぶり?にマスターグレード(以下MG)キットの制作を始めます。あ。でも何年か前にガンプラくじで作ったコアファイターもMGだった…けどあればノーカンということにしておこう。そしてお姉さんに意味はありません。 でも嬉しいでしょ?

MGの制作は面倒?

僕は基本的に1/144サイズを好んで模型遊びを続けてきました。パーツの形状を大幅に変えたりといった、プロポーション変更の工作が何よりも楽しかったからです。

そういった工作はフレームパーツが無い方が都合が良かったのと、塗装があまり好きでは無かった当時の僕としてはパーツ数が多いMGは面倒というか億劫に思っていたことを覚えています。まぁ正直今この瞬間も面倒ではあるのですが…

それから時を経て…

そんな模型小僧が10数年ぶりに模型復帰をして早3年。工作が楽しい事は変わらずでしたがそれ以上に“塗装も含めて綺麗に(精度を高く)仕上げる”事に楽しさを感じるようになっていました。まぁここ最近は汚し仕上げが続きましたが。

精度を出すという目的ならば単純に作るものが“大>小”の方が僕にとって幸せな模型作りをより深く堪能することが出来るのでは!?という結論に達し、今回MG F91ver2.0の制作に舵を切ったわけです。

*では何故小型MSのF91なの?とお思いのアナタ! そりゃ僕はガンダムの中で一番F91が好きだからですよ!あ。でもターンエーとか、ゴッドガンダムも、ウイングガンダムも一番好きだな。(何言ってんだ?)

そんなわけで仮組完了。

と。例の如く余計な話が長くなりましたが仮組まで完了しました。流石に比較的新しいMGだけ有って驚きの連続で、もともと仮組作業に苦痛を感じるタイプだったのですが全然楽しむ事が出来ました。あ。そうそう。ハンドパーツのみコトブキヤの製品に差し替えています。良いですね。これ。

スタイリングも冗談抜きで文句なしの格好いいF91ですね。「ひゃー!おらぁ、おでれーたっぞぉ!セェシリィー!」と僕の中のサイヤ人もすっかり上機嫌です。

現段階の工作検討箇所

  • マスクのイケメン化。
  • 首延長。
  • 腰延長。
  • 太もも延長に合わせたボリュームアップ。

とはいえ何日か机の上で仮組をしたF91を眺めているとも多少気になるポイントも出てきます。上記のリスト通り好みで少しだけ弄ろうとは思いますが基本工作を大切にサクッと行きたい思います。サクッと(きっとそうならないので2回言っておきます。)

仮組みに関して、もし宜しければこちらも合わせてご覧下さい。>>仮組のススメ “少年時のゴールがスタートになった話”

だがしかし。

なんですけどね。この記事を書いている時点からおそらく1ヶ月程後には生まれて初めてのRG(リアルグレード)。RG νガンダム HWS仕様が手元に届く予定となっており、そのタイミングでF91を中断してνガンダムの制作を進めたいと思っております。

いやだって、RGνガンダムは発表があった時点で、「HWS仕様」出たらすぐ作るぞ!と宣言してましたから。それに僕。νガンダムが一番好きなガンダムですからね。(何いってんだこいつ。)

それでは皆様も楽しい模型ライフを!

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仮組のススメ “少年時のゴールがスタートになった話”

どうでも良いのだ。

模型の楽しみ方は人それぞれである。自由気ままに理想を追求し改修工作を施したりしなかったり、原点に捕らわれる事も無く好き勝手に色を塗るのも楽しい。塗らなくても誰にも怒られないし、なんならポリキャップの合いが悪くなった太ももパーツを無理矢理噛んで、歯形を付けるのもまた一興…

メンドクセー書き方をしてしまいましたが用は「大前提、好きにしましょう」という前置きです。

そんな中で僕は。

さて。かく言う僕はというと、キットをそのまま組む事(素組み)は殆ど無いし、大抵の場合はハンドピースを使用した全塗装をするようになりました。

その前段階として実際にキットを組み立てて、パーツ構成の確認(後ハメの必要があるのか無いのかを判断)、実際にその模型を目で見て、触れて、動かしてみて。後の制作の見通しを立てる事を目的とした“仮組み”は欠かせない作業です。

具体的に仮組みって何をするの?

仮組みに関しても”人それぞれ”かと思います。基本工作と混同する部分もあったりするので尚更難しいのですが結局はあくまでも「どうしてやろうか」という制作の計画を立てやすくする為だけの作業なので、当人がよしとする処理だけをすれば良いのです。

…と。そんな事を言ってしまうと記事にならんので今回は僕の仮組工程を紹介したいと思います。

道具を準備する。

当然と言えば当然ですが、仮組に必要な道具は特別な物は必要無く全てスタンダードなツールを使用します。

ビール

僕は三度の飯よりビールが好きですので模型の箱を開けると同時に間髪入れずにビールを開けます。え?ビールがお嫌い?それなら梅酒でもチューハイでも好きなの開けてください。さぁ今すぐに。

ニッパー

ゲートからパーツを切り離すのに必要な道具ご存じニッパー。僕は昔からタミヤのちょっと良いやつ(2,000円位)を使用しています。

近年凄まじい切れ味を誇るもっと良い奴(5,000円オーバー級)が人気ですが、どっちにしろニッパーで切った後にゲート部にペーパー当てるので(後述)極端な切れ味は不要だと思っています。更にその類いの片刃式は正しい使い方をしないとやたら刃が折れるといった話を聞きますが、その点このタミヤのちょっと良い奴は“ハルク・ボーガン程の力”を掛けない限り折れる気がしなくて長年愛用しています。勿論正しく使うに越したことはありませんがね。

デザインナイフ

パーツをランナーから切り出したり、ゲート処理を処理する際、ニッパーだとやりづらい部分があるので用意しておきましょう。僕はあんまり使わんけど。

ピンセット

ガンプラではそれほど?という感じですが、細かいパーツのグリップに使用したり、ポリキャップの埋め込み等に意外と活躍します。これまたタミヤのちょっと良いやつ(1500円位だっけ?)を使用しています。

紙やすり(ペーパー)

320番(400番)〜600番位が良いかな?

補足。ペーパーの使い方。

適当にホームセンターで売っている細長い木の板をノコギリでカットした物に両面テープでペーパーを貼り付けて板ヤスリ的な使い方をしています。鉄の板でも良いですし反らない板なら何でも良いと思います。

太ももなど、曲面にゲートがある時や上記の板ヤスリが物理的に入らないような場所ではペーパーを”二回折り”した物をそのまま指に添えて使っています。指の柔らかさと2回折った分のコシを使う感じです。

僕はどうも融通が利かないようで、400番以上の番手に関しては、タミヤフィニッシングペーパー以外では微妙なタッチの差が気になってしまい全く整面作業が出来ないので昔からタミヤを愛用しています。

…ん? ほぼ全部タミヤじゃん。回し者ではありませんが僕はタミヤが大好きです。ロゴも格好よくて好き。

準備した道具を用いて、”仮組み”をしていく。

ゲート処理

僕は仮組みの段階で基本的に全てゲート処理をしてしまうようにしています。仮組み後に改修作業や表面処理をするのでこの段階でやらない方が効率が良い。と常々思っているのですが場合によってはパーツのかみ合わせにゲートが干渉したりして気持ちが悪いんですよね。

僕のゲート処理のやり方。

01.ザッとパーツ周りの”ランナー”をカット。

02.パーツからゲートをほんのり残してカット。ここで欲張るとタミヤのちょっと良い奴でもパーツ抉るので注意。

03.残したゲート後を紙やすり(上記で紹介した板or2回折りペーパー)にて除去。

以上。といいつつ面倒になると、ランナーからパーツを切りはなす時にいきなり02の工程から入る事も多々あります。すると抉る率が増えちゃうんですよね。僕、不器用なので。

パーツを外しやすくしておく。

スナップフィットのキットに関してというか僕は99%ガンプラしか作らないので、必須処理なんですが、ダボ穴に切り込みを入れたり、ピン自体を斜めに短くしたりと後ほど簡単にパーツをばらせるようにしておきます。

更に補足。

順番が前後しますが、パーツの形状とゲートの配置によってはある程度組んだ状態でゲートを落とした方がパーツの形状を無駄に削ぐ事を防げる場面もあります。具体的にはここでは割愛しますが何度かゲート処理をしていれば気づく場面に出くわすと思います。

後は普通に組むだけ。

上記の処理を行いつつ、一杯?二杯やりながら一通り説明書の通りに組んでいきます。 ただ、パーツを外しやすくする工夫をしようが、一度組むと二度とばらせないようなパーツに当たる場合もあるのでその辺、吟味して組み立てましょう。

おわりに。

少年時代は模型を買って貰った帰りの車内で、待ちきれずに箱を開けて説明書を読み車酔いをし、家に着けば酔いも忘れて夢中で組み立てる。いつも説明書の順番を無視して顔から作る。急いで作る。(早く完成した姿を見たい)どこにでもいる“模型が好きな美少年”でした。

さて。今現在。“模型が好きなハンサムなおじさん”になった僕は上記の通り、少年時代に完成だ!としていた工程がスタートラインとなりました。これが果たしてより良いことなのか?幸せなことなのか?は知るよしもありませんが、今の僕は今の僕で心地よさを感じ、今日もまた模型をいじくっています。

それでは皆様も楽しいガンプラライフを!

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パースとか歪みとか置いといてスマホで格好良く模型を撮る話

スマホカメラ万歳。

インターネットモデラーの皆さんこんにちは。インターネットを模型活動(僕の場合はガンプラ作り)の拠点としている方が避けて通れないのが、模型の撮影ですよね。頑張って作った作品をかっこ良く撮ってみたり、日々の制作の進捗を発信してみたりと機会は沢山あるかと思います。

特に近年SNSやTwitterの浸透により気軽にスマートフォンで撮影した写真をそのままと各媒体にアップ!という機会が多いのでは?僕も完成した模型を撮る時以外は十中八九、iPhoneで撮っています。

これじゃない感。

ところでガンプラ(人型の模型)を撮ってみると「あれ?目で見るよりかっこ悪い…」と感じた事ありませんか?そしてスマホ撮影は「パースがどうこう、歪みもどうこう。うんたらかんたら…」といった話を一度は皆さんも聞いた事が有るのでは無いでしょうか?

では、今回は「歪みのない模型写真を撮る、とっておきの方法をお伝えしましょう!」的な流れに普通はなるんでしょうが…
「模型 物撮り パース 歪み」
等のキーワードでググっていただいた方が遥かに得れるものが多いので興味があれば各自ググってみてください。

終!!

すぐにでもかっこ良く撮れる!4つの方法。

冗談はさておき、商品やミニチュア品等の物撮りhow toや教本ではパースや歪みを抑える事を前提とした手法の解説が多いです。更に言えばパースや歪みがそもそも出づらい機材(レンズ)を用意することから始まったりするので、僕らネットモデラーがメインカメラとして愛しているスマートフォンではハナから参考にならない場合も多かったりします。

そこで今回の記事では何故かスマホでかっこよく撮れないといった方向けに、パースや歪みといったメンドーで小難しい話は置いておいて、記録写真ではなく印象的な記憶写真を撮ろう!という事を推していきたいと思います。
※以下、iPhoneのカメラ(標準レンズ)を使用し、縦位置で撮る てい で話を進めます。「Androidなんだけど…」という方も同じ感じで行けると思いますが、ご容赦ください。え?カメラの場合? フルサイズ換算24mm〜30mm程度の画角を用意しましょう。

その1 水平アングルと正面からは撮らない。

※今現在写真が撮れるプラモデルを持ち合わせておりませんでしたので、娘の愛するヒーロー。ウルトラマンタロウのソフビを被写体として使用します。す、すみません。

なぜ基本である水平で撮らないかというと、意外と水平アングルで模型を撮るのが難しいからです。不慣れな内は水平アングルは後回しにしても良いと思います。 また固定モデルならまだしもよく動くガンプラを真正面から撮ろうとすると、左右対称を出すためのポージングに大変苦労するので、右向きでも左向きでも少し斜めから撮るようにしましょう。

その2 ローアングルで撮る。

iPhoneを模型に対して下からのぞき込むようにしつつ、傾けて写真を撮ると巨大さや重厚感に溢れる格好いい写真を撮ることが出来ます。
上記の通り今回はパースや歪み等のメンドーな話はするつもりはないので実際にやってみて欲しいんですがポイントは、脚がギリギリ画面(画角)の下端に来るようにしてiPhoneの角度や距離を調整してみてください。そうすると脚がドーンと大きく、頭が小さいメリハリがある迫力のある写真が撮れます。ジオン系とかに特にマッチすると思いますよ!

余談

ニッパーを握るすべての人と、モケイの楽しさをシェアするサイトnippper(ニッパー)をご存じですか?あ。まだリンク押さないで。面白すぎてここに戻ってこられなくなりますから!

自宅で遊べる「スマホで外撮り」。プラモのミラクル撮影法をNAOKIに教わる!! https://nippper.com/2020/05/1758/ @NippperComより

上記の記事ではnippperのライターである、からぱた氏とプロモデラーのNAOKI氏が対談形式で、スマホ(iPhone)での撮影方法いや、魅惑の撮影体験を紹介してくれているのですが、ローアングルで模型を魅せるといった部分で究極の一つになるであろう手法を惜しげも無くシェアしてくださっております。

大変素晴らしいお話なので、ともかく読んでみてください。でも、しつこいですがこの記事を読み終わるまでは、くれぐれも先にリンク先行っちゃ駄目ですからね。nippperを読むのに夢中になって戻ってこれな…(略)

その3 ハイアングルで撮る。

まず撮る前に、一度画面の真ん中〜上部に頭が来るようにした上で、極力iPhoneと模型の角度が変わらないようにに近づけたり離したりしてみてください。すると近づけば頭が大きい印象になり、離せば頭の大きさは小さい印象になるかと思いますので、良い塩梅を見つけてみてください。

ローの場合は角度をキツくしても面白いのですが、ハイの場合は角度がキツすぎる(高いところから撮り過ぎる)と足がやたら短い印象になりますのでほんのりハイアングル位で撮るのが無難かと思います。

また、ハイアングルで撮る際には特に顎を引きすぎないようにもした方が良いと思います。もちろんそれが好みであればOKですが、昔から「なんで下見てるの?」と揶揄されてしまう原因になります。…でも下向いてると何かかっこ良く見えるんですよね。僕も油断すると下向かせてしまいがちです。

おまけ。 妙に斜め(ほぼ横位で)撮る。

正面気味の斜めから撮る事が多いかと思いますが、時には大胆にほぼ横の斜めから撮って見ましょう。 普段目で見る際もあんまり見ない角度だったりするので、いつもとひと味違う印象的な写真が撮れるかも知れません。また、煽りと俯瞰と組み合わせて撮って見るのも良いでしょう。この組み合わせで気づく事がきっとあります。

ローとハイで見えてくる。水平アングル。

あえてローアングル、ハイアングルの2択で模型を撮り続けていれば、おそらく「こう撮ればここが大きく、小さく見える。」だったり「伸びて見える。短く見える。」という感覚が身について来るかと思います。まさしくこれがパースと呼ばれる効果なのですが、模型を水平アングルで撮る際にはこのパースがどういう時にどう付くかの理解が無いと画が安定しないので、まずはローハイで格好よく。をテーマに撮り続けると良いかと思います。

なお。どんなスマホやカメラであろうが、パースや歪みを防ぐ手っ取り早い方法は、「カメラを模型に対して極力水平垂直に構え、引いて撮ってその後被写体をトリミングする事です。これを聞いて「なるほど!」とピンと来るようになればバッチリオッケーだと思います。

上記、水平アングルのトリミング前の画像です。とりあえずこの位引いて撮ってトリミングしています。

おわりに

今回の記事は一定層からは「模型で勝負しろ!」「ごまかしだ!」「インチキ!」「スケベ!」とお叱りを受けるかもしれんなぁと思いながら書いたのですが、 どうせSNS等で自慢の作品を発信するのであれば素直に「おぉ!格好いいじゃん。」と思われるような写真を積極的に撮って研究して、交流の切っ掛けや親交の発展に繋がる努力の一つだと思うようにした方が遙かに健全ではないでしょうか?

真実を写すと書いて写真。字の通りそのまま読んで終わるか、写すところの”真”とは何か?を考えるか。どちらも”写真”ですからね。

それでは皆さんも楽しい撮影ライフを!

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第22回 全日本オラザク選手権応募の思い出。

ずっと書きたかったオラザクの事。

先日無事シャアザクが仕上がりましたので”第22回 全日本オラザク選手権”へ作品を応募した際の思い出を綴ります。まず本題に入る前に応募を思い立つまでの経緯にお付き合い頂きたいと思います。例の如くちょっと長いです

模型をやめて、模型を始めた。

田舎のはぐれオタクだった僕は高校卒業を機にスッパリと模型をやめて、大都会(仙台市)の専門学生となりました。たいそう真面目に勉学に励み、その甲斐あって信じられない程度のブラック企業に就職を果たします。

幸いな事に金払いだけは中々に良いブラック企業でしたので、若さや大切ないくつかの物を犠牲にしつつ毎日毎日必死に戦い続けていましたが、2011年3月11日 東日本大震災が発生。その後は案の定金払いも悪くなり、いよいよブラック企業から深淵企業へと成り果てた事から僕は、田舎へと帰省しました。

完全に参っていた僕は失意の中で養生生活を送りながら(ニートは最高だった。毎日昼からもりもりビール飲んでた。) それでも数ヶ月後には「よっしゃ!仕事でもすっかー!」と思うまでに精神の状態も回復し、まぁ素敵な縁もあり無事穏やかな日常を手に入れることが出来ました。

生活に余裕、気持ちにゆとりが生まれると人間は人生をより豊かにする事を考え始めるもんで、少年の頃から延々と飽きずに遊んでいた模型の事を思い出し2017年の夏、フラッと模型屋に足を運んだのです。

「模型を今やるならTwitterを使って自分の模型を発信しよう。どうせなら当時と同じくブログをこさえよう!」と適当にその辺でブッサイクな顔で寝ていた飼い猫の”ろろ”の名を拝借してTwitterアカウントを作成し、レンタルサーバー&独自ドメインを取得。間髪入れずWordpressをサーバーにぶち込み、勢い余ってデータベースを2~3回ぶっ飛ばしながらもこのブログを設立。そして今日にいたります。どうもろろです。

2019年初夏。”オラザク”に応募しよう。

再開にあたり選んだのは“HG 機動戦士ガンダム THE ORIGIN シャア専用ザク” です。
夢中で作っていましたが色々あって”あと少しで完成”という所で制作から約2年の月日が流れておりました。その時、2019年夏。僕はふと「オラザクに応募した事無かったな。これで勝負してみたいな。」と初めて”全日本オラザク選手権”(以下オラザク)への応募を決意します。というか模型コンテストに参加する事自体、初めてでした。

絶対に勝ちたい。

上記画像は、”第22回 全日本オラザク選手権”への応募の際にこしらえた制作に関するプレゼン資料です。

さて。上記資料(改修点をまとめた画像)ですが、当時の僕は作品そのものが締め切りに間に合うか間に合わないかの最中で模型をほっておいて資料を必死にレイアウトしていました。

何故そのような事を?と問われると色々理由はあるのですが、包み隠さずに本音を言えば…「鬼のように上手い他の応募者をせめて自分の得意分野では出し抜きたかった」からです。

模型を上手い下手に分断するのはなんとも味気ない貧相な事だとは重々承知ですが便宜上ご容赦ください。オラザクに応募される作品は近年では1,000作を優に超え、皆さん自慢の腕をぶんぶん振るいます。沢山の力作が一堂に集まるわけです。恐ろしくて吐き気がしますね。

そしてオラザクは「貴方(応募者)が一生懸命作ったガンプラ写真を審査員が見て判断する。」そういうコンテストです。

まず作った“ガンプラ”に関しては全員平等、小細工無しです。審査員の皆さんに評価して頂けるような作品を真摯に作るのみです。

そして次に作った模型を撮影した“写真”です。オラザクはあくまで“作品を納めた写真を審査する”コンテストです。言うまでもありませんが色々な意味で審査に耐え得る写真を応募するべきですが、かく言う僕はその辺の景色や家族をカメラで撮影するのは大好きですが、模型を撮る(ブツ撮り)に関しては得意では無いのでここで他の応募者と差を付けよう!とはとても思えませんでした。

そして最後に。“一生懸命”の部分ですが、「見ればそれで全てが解る…」という一線を越えた、ただならぬ妖気を放つとんでもない作品であれば、もはや言葉は要らないのでしょうが残念ながら僕はその域には立っていません。見て頂ける審査員の方に分かりやすく(押しつけがましく)「頑張ったよ。どうですか?」とお伺いを立てる必要がありました。

僕は仕事柄、画像や文字を1枚〜複数枚の紙(画像)にレイアウトする事に関しては一日の長があります。オラザクでは作品のプレゼン資料が重要だということは、過去受賞された方の発言や、ホビージャパン誌のオラザク編集後記的な記事を見てもあきらかです。(当然作品ありきですが。)

ここしか僕が生き残る術は無いと思いました。一生懸命頑張った部分をパッと見で分かりやすく、尚且つ注視すれば細かに内容が伝わるよう工夫して制作内容をまとめました。

一次審査の段階で1,000作を超える作品を一気に審査して頂く訳なので、正直こさえたプレゼン資料まで目を通して頂けたのかどうかはさっぱり分かりませんが、上記の通り一瞬でも目に入ってくれさえすれば「こいつ、わりと頑張ったな。」という事が一発で伝わるようにしたつもりです。

んー。ちょっとお行儀が良い感じになってしまいましたね。もっと本音でいきましょう。コンテストの主催であるホビージャパン誌の作例ページのテイストに寄せてレイアウトするという仕掛けまで用意し、媚びに媚びました。プレゼンタイトルのフォントに関してもアニメ “機動戦士ガンダム THE ORIGIN”に使用されているロゴのフォントを調べて同種の物を使ったりもしました。

模型に関しては正解も不正解も無い。自由気ままにおだやかに。というスタンスでヘラヘラ楽しんでいましたが、全日本オラザク選手権は明確に”コンテスト”であり、優劣を争う場と認識しています。少なくとも僕は応募の際に覚悟を決めましたし、出すからには絶対に勝ちたかった。(目標達成したかった)

おわりに。

戦いの場に置いて自分の使える武器をなりふり構わず使った事に対して何の後悔も無いのですが、今考えるとやっぱり「いやぁ。我ながら必死だったなぁ。」と少し可笑しさもあります。

そしてオラザクへ応募を決めてから締め切りまでの制作は、表には出しませんでしたが精神的に”くる物”がありましたし、結果発表の日が近づくにつれて、吐き気を催す日々が続きました。人によってはこの刺激を楽しみにするんでしょうが、いやぁ、僕には全然合わない。もぅシンドイ。しばらく模型のコンテストへの参加はご遠慮被る。と強く思います。

とか言いつつ、普段から親しくして頂いている友人には「それでもまた出したくなっちゃたりして!」的な事を以前言われたのですが…何となくそれも分かる気がします。ふむ。僕の模型生活らしいと言えばらしいな。

ブレブレなるままに、日ぐらし硯にむかひてーーー

HGOG ザクⅡ #07 総仕上げ

ここから仕上げていこう!

さて。いよいよ今回の記事でフィナーレを迎えます。

この記事では上記画像の一度仕上げた状態から、求めていた仕上がりを追った課程を記載します。現状を文字に起こしてみると…

  • ラッカー塗料で全塗装済み(デカールは一切貼っていない。)
  • エナメルカラー、タミヤウェザリングマスターでウォッシング等の汚し塗装済み
  • つや消しクリアー散布済み

といった状況で汚し仕上げの模型(ガンプラ)としては一応完結していると思います。なのでどちらかと言えば仕上げというよりかはリテイク?仕上げ直し。といった方が適切かも知れません。

デカールを貼る。

シルバリング防止の観点から水転写デカール(以下デカール)を貼り付ける際には、パーツが“平坦=艶あり”状態で貼るのが好ましいのは周知の事実ですよね。

僕もこれまで色塗り後に粛々とクリア塗料を吹き、パーツの表面を整えた後でデカール貼りの作業をしていたのですが面倒くさがりの僕は「マークセッターとかソフター使ったら”でこぼこ(つや消し)塗面”でも行けるんじゃねーか?」と予てより思っていました。

そもそも何故つや消し面にデカールを貼るとシルバリングしやすいのか?というのはググって頂いた方が早いし丁寧な解説が多いので詳細は割愛しますが、要はデカールがしっかりと“ふにゃふにゃ柔らかく”なれば、デコボコ面にも”追従して空気”入らないだろ!きっと!!という風に思ったわけです。

実際につや消し面にデカールを貼ってみた

結論から言うと全然イケちゃいました。何ならコーション等小さい物に関してはソフターを使うまでも無く、セッターを貼り付けたい場所にトプっと乗せてデカールをポチャンと落として、1分程度そのまま浮かせておいて気持ちシワーンとなったタイミングで圧着させればそれだけで全然オッケー。(とてつもなく頭が悪そう。)

唯一コツがあるとすれば、圧着前に余分なセッターを綿棒等を使って水分を吸収した後、優しく圧着させる位ですね。そうすると狙った位置にビタッと配置しやすいと思います。

大判デカールに関して

対してエンブレム等の大きめのデカールに関しては、流石に上記方法と合わせてソフターを散布した状態で貼り付けただけではシルバリングが発生してしまいました。

これはつや消し面に限ってのリカバー方ではありませんが、オーソドックスにデカールにナイフ等でプツプツと穴を開けてソフターを塗りつけてしばし放置の上、これまた極めて優しく濡らした綿棒でコロリコロリ…と馴染ませてあげることでシルバリングを解消することが出来ます。

このリカバリーはデカールに切り込みを入れるのでは無く穴を開けるようにしてください。切り込みを入れると高確率でソフターを塗る段階、もしくはコロリコロリ…の作業の段階でデカールがばらけます。また、穴の間隔が狭すぎても同様の状況になりえますのでほどほどにプツプツしましょう。…今回僕は穴開けすぎて少しデカールバラしました(笑) ウェザリング仕上げで無ければ即死だった…

結論今後はつや消し面も気にせずにデカールを…

多分貼りません(デーン!) 上で散々イケる!と記しておいて何ですが基本的には光沢面の上からデカールを貼る方が仕上がり良いと思いますし、何よりつや消し面相手だとデカールの滑りが悪く、位置決めがちょっと面倒でした。なので今後も粛々と色塗り後にはクリアーを吹いて生きていくことでしょう…んー。でもウェザリング仕上げの場合は半光沢塗料位ならクリアー省いても良いかな?

一旦つや消し~暗部の調整。

上記の状態からデカールの段差を緩和するためデカール付近にラッカークリアーを塗装。後に続くウォッシングの足付けとすべく、クレオス フラットベースあらめ・ラフをススス(クレオス ーパームークリアー)に混ぜた物を使って塗面を再びガサっとさせます。この段階でかなりデカールの段差が気にならなくなりました(完全では無いけど)

コート後、各部影になりそうな所、モールド付近やエッジ部に追加で黒を入れました。この後の行程で塗装の質感というか色の変化を付けたいと思ったのでここではきつめに黒を挿しています。ボソボソドロドロ。

もぅなんだかんだ重ねていく。

ここからは各種、模型汚し用品(タミヤエナメルだったり、クレオスのウェザリングカラー、鉛筆の粉等)を駆使してシャドーだったり、ハイライトだったり、チッピングなり何なりを、ほとばしる熱いパトスを持ってぶち込んでいきます。このへんの作業は完全に行き当たりばったりでして、上手く言語化出来そうもありません。ともかく昨年のうっぷんを存分に晴らしました。

追加で光が”当たりそう”な場所にイエローを置いたり…

再びガサゴソっとつや消しを吹いてみたり…

白で更にハイライトを書き込んでみたり…

小豆色部(ボディ)には重さを演出するべく、微妙に色合いが違うエナメル塗料をポンポンたたき付けたり…

塗装剥げ、小傷的な感じを狙いスポンジやら筆でちょいちょいっと…

えいや!とシルバーでドライブラシを施してみたり…

ガルマと合流から多少は地上の作戦に使用された事を想定して足回りのみでほんのり土汚れ要素も追加…

トドメに雨垂れ?オイル漏れ?も書き込みます。しかし、ここ一番上手く行かなかったし、どうすりゃええのかちょっと想像付かなかったので少しで止めました。今後の課題。

これにて、本当に完成ッ!

もちろん計画性が一切無いもんで失敗が恐ろしい…という気持ちもありましたが前回記事で記載したように、わりとこの仕上げの作業時は「やりたい事やった結果、しくじったらそれはそれで良いや。」と素直に思えるようになっておりましたのでもぅ恐れること無く、無心でガンガンと進めてしまいました。遂に終わったんです。終わったんですよ。このザクII。

おわりに。

ここから3年…遂に完成となりました。立たせ方もキモいし、撮り方もキモい。更には肩関節逆に付いてるやんけ。

工作〜塗装〜完成までの各セッションにて随分と寝かせましたが、その分やりたい事をゆっくり詰め込めた模型となりました。

前作HGUC 陸戦型GMからウェザリング仕上げが続きましたが、楽しさを発見したり、まだまだ上手いこと行かなかった部分も随分見えてきましたので次回ウェザリング仕上げで何かを作る際には、今回の経験と課題となる部分を思い出して作りたいですね。

近日中にカメラでしっかり撮影してアップしたいと思います。

それでは皆様も楽しい模型ライフを!