HGUC 陸戦型ジム #07 基本塗装

ウェザリングの前準備。

はい。もはや何のことやらですがあくまで#目指せ一週間モデリングの4日目〜5日目作業です。

色塗りの作業をする際、実際の調色(塗料の決定)前に上記画像のようにカラーチャートを作成しています。これはあくまでイメージというか候補になる色を並べてみてどんな感じになるか。自分は今回どう塗るのか?という確認程度の感覚です。

さて。今回の陸戦型ジムはウェザリング塗装を施す予定ですので、前準備としての基本塗装を今回の記事では取り上げていきます。

さっそく余談。色のあれこれについて。

皆さんは普段どのようにプラモデルの色を決めていますか?

基本的に設定色で塗る場面が多いと思うので配色に迷う事は少ないかもしれませんが、もしプラモデルをきっかけに“色の選択、考え方”を学びたい。という方は、各種カラーコーディネーター系の”初級クラス”のテキストを読んでみるのが手っ取り早いかと思います。

普通に生活する(模型の色を考える)分には上位の級(1級各種や2級等)は非常に専門性が高くなり、ほとんどクソの役にも立ちませんので、初級で十分です。

更に言えば初級相当のテキスト前半~中盤(…たしかそうだったと思う)にある“色相環とトーンの項目だけ”抑えておけば色の見え方、使い方が全然違ってくるかと思います。

学ぶ事により具体的にどう変わるか」と問われると、その人が持っている感覚(所謂センス)にも左右される部分があるので一概には言えませんが、正しいとされる知識を得る事により「この色がメインカラーだとすれば、ここのサブカラーにはこんな系統の色が映えるはずだ。その二点を踏まえて差し色に関してはこの色を選択する事がベターだ。」といった理屈を元に色を選択出来る力が身につきます。

最終的な配色の出来高は勿論の事、「これで良いのかな?」と”闇雲に迷う“時間は激減するのではないでしょうか?自分の考えでは無く、「資格にもなっている確固たる指標に沿った理屈を模したものだ。」とあくまでポジティブに何も考えず、正しいとされる色を追えるというのは模型制作においても強力な武器(アドバンテージ)に十分なりえると僕は思っています。

興味が湧いた。という人向けにもう一つ実用的なお話を書いておきます。各種検定元は良い顔をしないでしょうが、今回は資格を取る事がゴールでは無いので、一昔前のテキストを読んでも得られる知識は特段変わりません。古いテキストが安く売ってたらそっちを買いましょう。多少の改変はあるにしても根本部分(大切な所)には大差がありませんのでご安心あれ。(間違って問題集を買わないようにだけ注意です。)

何はともあれサフを吹く。

前回までの表面処理が済んだパーツを洗浄後サフを吹きます。サフは塗面のサラサラ具合と隠蔽力のバランスが良いクレオス mr.サーフェイサー1200を好んで使用しています。

また、下記にて解説しますがボディ等のオレンジ部にはガイアノーツ サーフェイサーエヴォ オキサイドレッドをベースにした物を散布しました。

オレンジ部 白立ち上げ塗装。

01.下地塗装。

オレンジ部は陰影を付けたグラデーション塗装をしていきます。

まずはガイアノーツ サーフェイサー エヴォ オキサイドレッドに少量黒を足した濃い赤茶色をべた塗りします。

白立ち上げ塗装に関してはベースグレー(限りなく黒に近い色)を下地に使う事が多いと思いますが、上に塗る色によっては黒から色を立ち上げた際に、色の境目がキツくなりすぎる印象があるので今回はこの色(濃い赤茶)を下地としてチョイスしました。

もちろんベースグレーから上手くまとめる人は凄くかっこよくまとめてらっしゃいますが、少しだけでも上塗りする色と同等の色相、彩度が残った色を下地に使うと、あからさまな失敗は随分避けられると思います。

02.陰影を付ける。

次にベース地に白を吹きます。具体的な作業としてはエッジやモールドを避けながら何度か白を重ね吹きしました。

そうそう。今まで何から何まで0.3mm口径のハンドピースを使用して塗装をしておりましたが、今回0.2mm口径のハンドピースを導入してみました。 やはり圧倒的に細吹きしやすかったです。144サイズの陰影の書き込みも簡単にできちゃいました。もっと早く買えば良かったなぁ…

ところがぎっちょん。01で触れた、色の境目がキツくなる事にビビって逆に陰影をぼかし過ぎちゃいました。細吹き出来た意味が無いやんけ。

03.本塗装。(オレンジを塗る)

最後に陰影を付けたパーツの上からオレンジを吹いていきます。当初は下地の陰影のみを利用して、均一にオレンジを乗せてグラデ面を作ろうと思っていたのですが、上記の通りメリハリのある陰影を感じる塗面を作る事が出来なかったので、今回はベースのオレンジを散布後、明るい(白を足した)オレンジを面の中心部にのみに置いてくる手法をとりました。

こうなるとあまり白立ち上げ風の下地を作った意味が無いような気もしますが… ま、まぁ、それなりに狙い通りのグラデーション塗面を作れたので、結果オーライとしておきましょう。

グラデーション塗装の余談。

グラデーション塗装で色を少しずつ色を立ち上げる際には、下地が多少透ける程度に色乗り(発色)が収まるってくれた方が都合が良い場合もあります。しかし、それを狙って単純に塗料を薄めすぎると吹き付けのコントロールが困難になってくるので、僕はクリアー塗料を粘度調整として塗料に加えて塗っています。上記03の行程でもベースのオレンジにはクリアを混ぜて透明度を調整し、下地の透け感をコントロールしています。自分の吹きやすい濃度を維持しつつ透明度も調整出来るので覚えておくと便利です。

ホワイト部 グラデーション塗装。

キットの説明書を見る限り、限りなく白に近いベージュが指定色となりますが、好みを優先して、ベージュ寄りの白に仕上げるべくサフを塗装後にまずタンをべた塗りしました。

そこから隠蔽性能がすこぶる悪いことで有名なクレオス1番ホワイトをベースに調色した、暖色寄りの白を用意。オレンジ部に引き続き”汚し映え”を狙って陰影を付けるべく、面の中心部に重ねるように吹いてみました。

また、パーツが分かれた状態でグラデーション塗装をすると、組んだ際に陰影の具合がチグハグになる率が跳ね上がるので、この段階で組めるパーツは極力組んだ状態で塗装しております。(腕やら脚やら)

クレオス1番ホワイトを小馬鹿にしましたが、グラデーション塗装等、透かし感を出したい時にはこの隠蔽力のなさがメリットになります。“隠蔽力が無い”塗料にもまだまだ使い道はあるのです。…(上記で書いたようにクリアーでも調整出来ますけどね)

ちなみに逆に白を一発(数発)で発色させたいのであれば、同メーカー GXカラーシリーズ クールホワイトがお勧めです。ドン引きするレベルの隠蔽性能を持っている凄い白です。今までスーパー隠蔽力番長と思っていた、フィニッシャーズ ファンデーションホワイトと同等…いや超えてるんじゃないかな? だいぶ寒色に振ったホワイトなのでケースバイケースで今後もフィニと使い分けたいとは思いますけどホントに驚きの性能ですよ。

間接色の塗装

今回の基本塗装の目玉その1というか、出来映えに関わってくると踏んでいるのがこの間接色だと思いました。色相環上で赤よりのオレンジの補色(反対色)にあたる青緑味を強めたグレーを採用。

また本体色のベージュ、ボディとスリッパのオレンジはそれぞれ膨張色となっておりますので、メリハリが付くように彩度がギリギリ分かる程度の明度に調整した暗めの間接色を採用しました。

武器の塗装

今回の目玉その2。間接色とは別に純正武器(100mmmマシンガン、ロケットランチャー)は今回久々にメタリックカラーを使って質感の差別化を図ろうと思い、良い塗料は無いかと探していたのですが、クレオス グラファイトブラックが非常に良さげな印象!

…しかしこの塗料限定色で現在生産していない模様。(死ーん)

ざんねんだなぁ…と思っていた所kaine(かいん)さん(@kaine_mc)から…

「この塗料使ってみてください。とても良い仕事しますよ。」とグラファイトブラック同様、おすすめのメタリックな黒の塗料をお譲り頂きました!(大感謝)

調べてみるとお裾分け頂いたこの塗料は、、車両用の塗料ながらプラモデルでも一定の層から大変な支持を得ていたようです。こ、こんなに嬉しい事は無い。カインさん本当にありがとうございました!

実際使ってみるとメタリックの粒子がきめ細かく大変上品なメタル感かつ、黒は黒なんですがギリギリ黒つぶれしないグレー感が凄く良い!!とても素晴らしい塗料でした。

…しかし。こちらの塗料も現在は絶盤の模様。…大事に使おっと!

*記事の順番が前後しますが、実は当初”クレオス グラファイトブラックが手に入らん“と何気なくTwitterで呟いた際にわざわざご親切にご連絡を頂き、更にはご好意で自作デカールまで印刷して頂ける事になりました。(前回記事参照)時期になったらリンゴ送ります(青森県民 2回目)

その他の武装

また、ネットランチャーの色指定が緑寄りのグレーとなっておりましたので、各種武器とは色を変えてみました。

凄く迷ったのですが今回変化球として持ってきたガンキャノンライフルとガンダムのシールドに関しては”、持ってきた“感を出したかったので、シールドは純正?そのままの色で塗装。オデッサ作戦時にその辺にあった装備余り(未使用もしくは状態が良いシールド)をイメージしてここはべた塗り、綺麗目塗装です。

ガンキャノンライフルに関しては整形色の緑青がかかったグレーが非常に好みだったのでそこを、目指して調色した色を使用してみました。間接色と近い色になりましたが、少しだけライフルの方の明度が高くなるように調整しました。

4〜5日目 基本塗装終了

さて。ここまで基本塗装が完了しました。
本当はこの記事内にてデカール貼りの作業にも触れようと思いましたが、記事が長くなってしまいましたので、次回はデカール貼りの記事を書こうかな?

もちろんこの4〜5日を使ってデカール貼りまでは終了してますよ:-) 時間厳守です(???)



すっとこどっい。

このまま何事も無く記事を締めようと思いましたが、言っておかなければいけないことがあります。

基本塗装、実質作業日数だけで10日以上かかりました。もはや6日目〜7日目どころか作業日数でも30日位は余裕で掛かってます。(今更だけど)

あと、デカールも終わったよ。と書きましたが嘘つきました。これから貼ります(白目)

…それでは、皆様も楽しい模型ライフを!

#ずをコンR エントリーしました。

今まで散々書いてきましたが、既に1週間でも何でも無く途方に暮れていたところ、開催の趣旨に共感したこと、またコンペのレギュレーションに耐え揺る物でしたのでエントリーをさせて頂きました。俄然張り切って作っていきます。

HGUC 陸戦型ジム #06 自作デカール

自作デカールに挑む。

Twitterで僕が普段からお世話になっております、カインさん(@kaine_mc)に大変ありがたい事にデカールの印刷をして頂ける事になりました!

やったぜ!!学生時代から自作デカールには強い憧れを抱いていたので本当に嬉しい!!

カインさん本当にありがとうございます!時期になったらリンゴ送ります。(青森県民)

デカールの制作ツールについて

デカールのデザインに関しては、職業柄、馴染みのあるAdobe illustratorというツールを使用しました。極論なんでも良いとは思うのですが、印刷をかける都合上、ベクターデータを編集出来るツールが好ましいと思います。

実際に作ってみる。

原作や各種書籍等の資料を基にオーソドックスなデザインにまとめてみました。この後どうしてこのデザインにしたのかを解説します。

また、各種コーション的なデカールもせっかくなので最初は自分で作ったのですが、今回はカインさんから頂いたデータをそのまま使用させて頂く事にしました。出力後見栄えが良くなる文字並び、サイズ、文字間隔等どう考えてもカインさん印のデカールが良いに決まってますからね。ここにたどり着くまで大変な苦労をされたに違いない。

EFSF or EFGF?

ところで、愛すべき面倒くさいガノタの皆さん。陸ジムって”地球連邦 軍”になると思いますか?僕は今回、地球連邦 軍(EFGF)扱いとしました。(もっと言えばEFFという選択肢もあったんですがここでは割愛します。)

またまたここで面倒くさいガノタ考察

HGUC陸戦型ガンダムとHGUC陸戦型ジムに関してはボックスアートや説明書を見ると「EFSF」表記になっています。「なーんで陸戦型の名を冠するこの2機が”EFSF”(地球連邦 宇宙 軍)なの?」なんて思っていたのですが、流石に公式がこの辺を容易に間違えるということは考えにくいのに加えて、HGUCEz-8のボックスアート等の表記に関しては”EFGF”表記になっています。そうです。ここが面倒くさいガノタが納得するためのヒントになっていたんです…

主導となって開発指揮を取った軍省の表記説

MS(多分ザクとか)の威力により1年戦争開戦からジオンに宇宙でも地球上でもボッコボコにされていた地球連邦軍。

当然、MS強すぎ…こっちも造らなきゃ…となんやかんやでV作戦の優秀な2種のMS(再びキャタピラ差別)が誕生し、とりわけ地球を今すぐ取り戻せ!ということで先行して陸戦型シリーズを生産配備。そして満を持してアホほど素ジムを生産!。体力の差を見せつけて最後はジオンをボッコボコにするという流れになるのは皆さんもご存じの通りですよね。

ここで。素ジムまでのMSは開発やらなんやらを宇宙軍主導の元で進められていたと仮定します。そもそも初期の連邦軍のMSはどれもこれも、公式では”EFSF”表記になってるし。

では何故Ez-8ではEFGF表記になっていたのでしょうか?その理由は…でっち上げです。ただのでっち上げ。シローが陸戦型ガンダムをぶっ壊した後、現地に有る物を使って良い感じに修理したEz−8ですが、その際に勢いに任せてEFGF(陸軍)って入れたかっただけ!

宇宙軍と陸軍仲悪い説

先の通り、地球連邦”陸軍”はいくら当時のザクがヤベー兵器だったとしても地の利で勝るはずの地上でやらかし(敗戦)が過ぎて、宇宙軍からは「おまえらさぁ。もっと上手く出来ないのw?マジ重力www」という謎のマウントというか小馬鹿にする態度を取られていたのではないでしょうか?いや。きっとそうに違いない。

まぁ宇宙軍も宇宙軍で開戦からルウム戦役の辺りまでは、そりゃもぅ目も当てられんザマだったので「コロニー落とされてマジ迷惑www 終いにはレビル捕虜にされたらあかんやろwウケるwww」と何なら先に罵ってたかもしれない。まぁともかく両軍仲が悪かった!

そんないけ好かない連中から、しまいには「ほれ。お前ら向けに開発してやったぞ。E★F★S★Fの陸戦型ーwww」なんてノリで宇宙軍所属の名を冠したMSを卸されて、陸軍関係者は何を思ったのでしょうか?面白くないに決まってます。プライドはズタズタです。せめてもの抵抗で現地改修を施したシローのEz-8にはEFGFの名を付けたのでは無いでしょうか?

更に、プレミアムバンダイで販売されたMGジム・スナイパーでもボックスアート上はEFSF表記。しかしドライデカールではEFGFの表記となっておりました。ドンピシャです。自分の考察力が怖い…(ガバガバ)

詰まるところ…現地改修やなんなら色を塗り替えた等、隙あれば現地で勝手にEFGF表記に変えていたんです。面白くなかった陸軍が。大人げなく。

じゃあ何でこの陸戦型ジムはEFGF表記なの?

ここまで色々と説を立ててまいりましたが、僕が今回制作している陸ジムにはどのタイミングで陸軍の改修というか介入というがあったのかの問題に触れていませんでした。

色々と調べていると”マスターアーカイブ”より、素ジムに正式採用されたジェネレーター(ちょっと良いジェネレーター)を積んだ陸ジムが大戦末期には存在していたと記載があったそうです。オデッサ作戦辺りの機体を想定して作って来たので時間軸的にちょっと強引ですが、大戦末期見られたって事は大戦中期に色々実験してたって考えても不思議じゃないので、この機体は先日の記事で持ってきたガンキャノンのビームライフルを安定して放てるようにとか、戦果を期待された名も無きエースパイロット用に強化チューンされていた等、それっぽい事にしておきましょう! …最後雑だなぁ。

この余談について

当然ですが前回同様ぜーんぶ戯言です。更にたちが悪いのが僕は完全にガンダムの世界観を抑えてないので、正史の見落としも沢山あるはずです。

でも模型に限らず何かをする時に自分なりに「きっとこうだろう!」と納得した上で物事を進めるのは楽しいのです。そこにワンダーはあるのかい?って事です。(徳光康之先生大好き。)

話を戻してデザイン解説

なんで00なの?

このナンバーには特に深い意味は無く、イメージとしては要所要所派遣される傭兵的なパイロットの機体を想定してどの小隊にも所属しない”ノーナンバー”であるゼロを並べてみました。ようは中二病です。

BT 004 ってなに?

上記の余談でも少し触れましたが、今回こちらのジムはオデッサ作戦に参加したという想定の元で制作しています。オデッサ作戦時にはビッグ・トレーを司令塔とした、陸上戦艦第4打撃部隊という隊が存在するそうなので、ビッグ・トレー(BT) 004(第4打撃部隊)と表記してみました。派遣されてきたとはいえ、味方部隊間との連携もあるでしょうから、とりあえずの配置、こういう記号番号の準備(マーキング)も必要かな?と思って作成しました。

あと、BTの横にリスザルのシルエットを配置してみました。せっかくの自作デカールなのでちょっと他と違うことがしたかったからです。

陸戦型ジムの型式番号

遊び心で陸ジムの型式番号、RG-79[G]をロゴっぽい感じにデザインしてみました。お気に入りポイントはRの文字の切り掛けです。(内緒ですがトヨタ CH-Rのロゴマークをパクりました。)

終わりに

カインさんにお声がけ頂きこうして、自分で制作したデザインのデカールを採用するという初めてのワクワク感を体験させて頂いております。

おかげさまでデカールのデザインを考えるのも工作や塗装とはまた違った模型の盛り上がりを感じています。本当にありがたいです。ありがとうございます!

それでは、皆様も楽しい模型ライフを!

HGUC 陸戦型ジム #05 寄り道

寄り道

もはや一週間でも何でも無くなってしまった。ということで、やりたい事やりたいようにやろうと思います。(案の定)

ちょっと風変わりなことしたい。

ガンプラを作る上で僕は原作に沿った設定を気にする方です。

極端に言えばザクⅡにヴェスバーを背負わせる等は避けたい…逆に言えば原作でやっていない事をしようとするとはたして大丈夫だろうか?と悩んでしまうことも多々あるのですが、先日Twitterでサボリーさん(@Mr_Saboly)ギャンを拝見した際に思ったんですよね。

長いライフルとデカい盾すんごいカッコいい。

この意匠は僕も取り入れたいなぁ!と直ぐに胸をときめかせたのですが、上記の通り面倒くさい僕は、まず最初に「持っていても不自然じゃ無い武器」を考える必要がありました。

長いライフルについて

長物として目を付けたのがガンキャノンのビームライフルだったのですが、ジム如きにV作戦の特別な2機(キャタピラ差別)が装備していたような立派なビームライフルを装備出来るのか?と疑問がありました。が、確認をしてみると…

『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』第10話において07小隊機が陸戦型ガンダムのビームライフルをしっかり装備しているではないか。

更に調べてみると、多少の違いはあれど陸ガンビームライフルも本家ガンダムビームライフルと大差無い模様。こりゃ撃てるわ。解決ッ!

デカい盾について

うん。持てばいいだけだし。解決ッ!

装備を変えたとして…有効なの?それ?

さて。とりあえず使える使えない問題は解決?しましたが更に気になる点にぶつかります。果たして持ってきた装備に有効性はあるのか?いや、もっといえば別に有効性が無くても良いんです。

ガンダムでよく見かける「量産機として開発が進められていたがコストが高く生産は見送られた」みたいな滅茶苦茶な話であろうとそこに物語を感じる事が大切です!(鼻息粗めに)

問題その1:森とかで長いライフル取り回し悪すぎ説。

現実のミリタリーな世界では狭い屋内向けに銃身を切り詰めたカービン銃が存在したり、もっと小さいサブマシンガンが威力を発揮しているようです。

劇中で陸戦型ジムは森の中を練り歩いていたような気がするのですが、そんな中でガンキャノンの長いライフルなんて持ってたら木の枝やらなんやらに引っかかるに違いない。そもそもの標準装備品はコンパクトな100mmマシンガンだ。流石…理にかなっているではないか…

問題その2:重力化でデカいシールドを装備してたら重くて大変説

地球の重力の元、デカい金属の板を持って歩こうもんなら関節やらなんやらの負荷が凄そうで気が引けます。更にシールドが重くて動作が遅れガードが間に合わないという本末転倒な事にもなりかねないのではないだろうか?心配になります。

この問題を解決(自分なりに納得)しなければ気持ちよく作れませんので更に色々と調べてみました。

解決その1:作戦領域はジャングルとは限らない。

陸戦型ジムは50機程度生産され、その多くは08小隊の舞台であるコジマ大隊に配備されました。それでも半分位は別の場所に配備、また運用されていたそうです。

それならばわりと開けた場所で作戦を遂行する陸戦型ジムが存在しても不思議ではありませんし、同時期の武器(実弾銃)よりもきっと優れる有効射程、またその射撃精度、圧倒的なビーム兵器の威力を浴びる側になる敵兵にはさぞ恐れられたのではないでしょうか?おぉっ!盛り上がってくる!

解決2:オデッサ作戦で普通に陸ジム、シールド装備してた。

色々と資料を漁っている内に見つけてしまいました。『MS IGLOO 2 重力戦線』という映像作品に登場する陸ジムは普通にシールドを装備して運用されていました。陸ジムの腕筋舐めてた。

というか、ジャブローやらなんやらで素ジムも装備してましたしね。そもそもジム舐めてた。

シールドの件はまぁ良いとしてライフルに関しては実にご都合主義というか、わざわざ自分に難癖を付けた割にはお粗末な解決案ではありますが、ガンダムという実際には“あり得ない”世界観を”グッと楽しむ”にはこの程度がちょうど良いのかな?と思っております。

実際に装備させてみる。

うーん!凄く良い!長物+大きなシールドを携えることにより一層ヒロイックさが増したのでは無いでしょうか!ジムの癖に生意気です!(やはり舐めてる)

上記ではとりあえずライフルもシールドもマスキングテープ等で無理矢理つけているだけなので、接続等の調整をします。

ライフルの調整

旧HGUCガンキャノンのビームライフルも何とか、MSハンド03(連邦用の小さい方)に無加工でマウント出来ました。保持力に少々問題があるので、塗装後は接着してしまおうと思います。

武器の合わせ目消しには学びが沢山。

ライフルは当然ながら、モナカ構造となっているのでパーツの全面にグルッと合わせ目が出ます。 何気なく処理してきましたが、特にこういった大きめのライフルパーツの合わせ目消し~表面処理作業は存外、難易度が高いのでは無いでしょうか?

面が入り組みまくりでヤスリが入らない、エッジが立たない(処理しきれない)のオンパレードです。境目となる部分は逆エッジとして罫書き針等で彫り直してお茶を濁したり、敢えて出来高のことを考えてエッジを潰してみたりと細かい(けれど大切な)作業が多く、表面処理の良い勉強、鍛錬になるかと思いました。(すんごい今更。)

そして…ゲート跡がすんごいエグれてました。

今回、このガンキャノンのビームライフルはヤフーオークションを利用して、ジャンクパーツ扱いで購入したのですが、物の見事にゲート跡というゲート跡が剔れておりました。何だか少年時代のやらかしを思い出して懐かしい気持ちになります。

ゲート処理なり、何かしらでパーツを大きくエグってしまった場合はラッカーパテでは埋まりきらない場合が大半なので、シアノン(瞬着)+ベビーパウダーを混ぜた物を埋め材として使います。

※上記シアノン+ベビーパウダーに限らず、ポリパテ等をパーツに直接盛り付ける際に付けたくない、付いて欲しくない場所がある場合は紙ガムテープを使用してマスキングすると万が一盛り付けの際に不要な場所にパテがはみ出てもパーツにダメージ無く盛れるのでおすすめです。

シールドの調整

表面の十字をオミット。

旧HGUCガンダムのシールドを持ってきましたが、散々設定がドウコウ騒いだ割に元の黄色十字が昔から好きになれないので、埋めたり貼ったりでジム寒冷地仕様的なラインモールドに変更しています。あと、発売時期的にシールドのエッジ部が猛烈にだるいので、整面作業はしっかり行いました。

接続部の自作

旧HGUCガンダムのシールドとHGUC陸ジムの前腕部は接続の穴の形状が違うのでそのまま接続することが出来ません。そこで陸ジムのシールド受けに合うようにマウント部を自作します。

腕に沿うようにコの字にプラ板囲み。(雑でもOK)

バイスの面?を目安にパーツを簡単に整形。

一度くり抜き、強度確保のため貫通させて接続ピンを作成

更に削って大きさの調整。

シールドは接触するダボ等を平らに。マウント基部?はプラ角棒をベースに…

適当に削ったり、付けたりして様子を見つつ…

なんやかんやでそれっぽくする。

こんな感じにマウント部を自作しました。完全に現物合わせです。定規等全然使いませんでした。

寄り道終了ッ!

ビームライフルとマシンガン。どっちも良いなぁ!

面倒くさいガノタ丸出しの記事となりましたが、細かい事を抜きでもやはり長物+大きいシールドは良いですね!やはりめちゃくちゃ格好いいです!

さて。いよいよ次回は塗装作業に入ります。時間が滅茶苦茶ですがいよいよ#目指せ一週間モデリングも佳境となります:-)

一応最後に書いておきますが、あくまでこの記事の考え方は”僕が作る時”に大切にしていることであって、他人に「原作を基準とした設定の事を考えなさい。」と言うつもりは毛頭ございません。ザクにサテライトキャノン付けたって別に良いじゃないか。あ、でもその際はついでにティファも同乗させちゃおう!

それでは、皆様も楽しい模型ライフを!

HGUC 陸戦型ジム #04

2〜3日目の作業

前向きにサボる。モールド掘り起こし

先日作成した∀ガンダムの際には親の敵と言わんばかりに緩いモールドを徹底的に彫り直したのですが、今回は前回と真逆を行きます。極力掘り起こしをしません。

今回僕がそう考えた理由は2つあります。

理由1 : キットの浅い溝>精度の向上を目的としない彫り直し

キットのモールドを彫り起こす理由として甘いディテールをくっきりと明瞭にしたいだったり、墨入れ時に墨が均一に美しく流れるようにしたいと、共に模型が仕上がった際に綺麗に見せたいという目的があると思います。

しかし。“掘り起こす事自体が目的”となり、罫書き線の精度が二の次になってしまっては本末転倒です。ヨレた線がくっきり表れてしまっては意味がありません。

詰まるところ、今回僕のように時間をかけたくない。そもそも罫書く作業に苦手意識がある。と言った場合、極力浅い溝を埋めないような表面処理をするなり、塗膜を薄くするという方に労力を割いた方が良い結果が得られるのでは?と考えました。

あくまで僕の模型遊びに関しての考え方というか理想論です。あえて言えば”ガンプラは自由だ”ということです。こっち側の自由についても主張しておきたいと思います。

理由2 : ウェザリング前提なので線がかすれても大丈夫

結局ここになるのですが、今回の陸ジムは全ての粗を最後のウェザリングで誤魔化してしまおう!という浅はかな考えがあります。

こう書くと以前作成したコアファイターの記事で触れた「ウェザリングは雑仕上げの甘え」という考え方に近いように聞こえるかも知れませんが、決してそのような事は思っておりません。しっかりとしたウェザリングと僕がやろうとしている誤魔化しはそもそも次元が違います。いつか格好いい戦車プラモデル等にも挑戦してみたいですね。

とはいえ。罫書く場所も少々…

別パーツに見せたい部分や、逆エッジ部に新規で溝を追加したい部分は彫っていきます。

時間配分で言えばこの「最低限彫り直してやる作業」で2日目が終えたという感じでした。ここまではとても順調、思い通りだった…

表面処理 兼 整面作業。

上記の通り最終的に汚し仕上げかつ、つや消しのボソボソ仕上げでフィニッシュを考えているので、全体的に捨てサフを軽く剥く程度で止める予定でした。(おや?)全身を適当に400番ペーパーで撫でてたり、ファンテック面だしスクレーパーを使用するなり、気軽に立てれそうな部分だけエッジ出しをしたら良いじゃないか。と肩の力を抜いて処理をしたかったです。(おやや?)

…と。お察しの通りです。ここで見事に躓きました表面処理にかかった時間何と6日!!やっぱり整面作業めちゃくちゃ楽しいんですよ。「ヌルいなー」と目を付けた部分にひと手間かけるあの楽しい時間が全て悪いんです。僕は悪くない。(滅茶苦茶)
とはいえすでにこの時点で期限オーバーです。これにて目指せ一週間モデリング大失敗!!ありがとうございましたッ!

…2〜3日目(2〜3/7)終了

…と。6日間掛かった3日目の作業ですが、”3日目でちゃんと終わったてい”でこの後4〜5日目を使用して基本塗装をしていきたいと思います。目指せですからね。…目指せ!だから!!

ps何のけなしに#目指せ一週間モデリングのタグを作成してツイートをしていた所、タグを利用して頂いている方もチラホラ。…えぇ。皆有言実行してるやん。 えぇ…(二度目)

それでは、皆様も楽しい模型ライフを!(逃)

HGUC 陸戦型ジム #03

#目指せ1週間モデリング 開始!

1週間モデリングを開始します。(前記事参照前準備という多少のズルには目をつむってください)

また、毎度のことですが基本的にこの趣味のブログは僕のTwitterアカウントの模型ツイートの総集編的な使い方をしているのですが、今回この一週間で作る工程には#目指せ1週間モデリングのハッシュタグを付けてリアルタイムで鳴いていきたいと思います。

さっそくレギュレーション補足

目指す所として暦上スタートしてから「作業をしようがしまいが一週間で終わる」という美学が勿論あるのですが、今僕は妻子の有る身。子育てを放置してまでプラモデルに熱中すると今後の夫婦仲に影響が有る恐れもありますので一週間というより正味7日(回)内で完成を目指す方向を取らせて頂きます。

例として月曜日作業をして、火曜日に作業をしないで、水曜日また作業が出来たら2日目としてカウントするといった感じです。

…もぅ縛りなんてやめちゃえば?という声が聞こえてきそうですが、動機というか急いで作る!って雰囲気だけでも楽しみたいんです!お願いします!やらせてください!!(何と戦っているのやら…)

初日(1/7)の作業

首の加工

少しだけ首が短い気がしましたので0.5mmプラ板を挟み込んで延長しました。

また、首に限らずですが一度切断してプラ板等を挟んでの延長工作は、刺さる部分があるのであれば切断前に一度ピンバイスで穴を空けた上で、真鍮線を通すと接着の際にずれを抑えることが出来るのでお勧めです。真鍮線を通すことで接着後の強度も稼げます。一石二鳥。

胴体と肩の接続部の加工

それぞれ向かって左側が加工後です。

最近?のHGUCではお馴染みのBJ接続の肩。動かす分には都合が良いのでしょうが奥まで差し込んでも胴と肩に隙間が出来てしまうのが気になりますのでポリキャップの干渉部分をカットして隙間を無くします。※写真2枚目、うっかり撮り忘れましたが、この後PC受けの軸?少し干渉部削ってます。
※こちらの加工アイディアはTwitterで見かけた方法を“だだパクリ”しております。
ハナキさん素晴らしい加工方法の共有ありがとうございます:-)

肩アーマーディテール加工

肩アーマーですが横側から見ると接続ピン周りが見えます。流石にここを放置するのも忍びないのでプラ板にて作成したそれっぽいパーツで蓋をして隠します。タダこれでも画像のように覗くように見ると多少見えますね。この位はOKとします。(基準が曖昧)

胴体(腰回り)の加工

好みで腰に長さとクビレ感が欲しいと思いましたので、シアノン+ベビーパウダーをパーツ裏に盛り付けた後、パーツ下部に1.2mmプラ板を張り付けてパーツ上部を削り込み延長工作+ほんのり形状変更。

中途半端に残っている凹ディテール類は基本的にこの後潰します。

足首の加工

このキット最大の弱点なのではないでしょうか?設置性があまり宜しくなく、軽く足を開いて立たせただけで、スリッパの外側が少し浮いてしまいます。

あれこれ考えたのですが、上記画像のようにスネ前アーマーと、アンクルアーマーの丸い部分が接触さえしなければかなり稼働することが分かりましたので、今回はお手軽にスネ前アーマーの内側を1mm程度削ることで設置性を向上させました。普通に立たせる分には十分な可動範囲となりました。

初日(1/7)終了

before→after

時間を取れる日を初日に設定してパーツ加工はまとめて終わらせました…が。胴体部の隙間が気になる…しかし、見ると隙間が広く見えますが、プラ板等を挟むとなるとスペースが厳しいので現状ここに手を出すかどうかは考え中です。

胴体は置いておいたとしても、ホドホドに表面処理をしていきます。今回は400番ペーパーで表面処理はやめます。ウェザリング仕上げを考えているので不要かな?というのと、以前よりつや消し仕上げに為る場合そもそも400番でバリッと面出し程度に仕上げただけでも大差無いんじゃないの?と思うことがあり実験的な要素もあります。

それでは、皆様も楽しい模型ライフを!