MG ズゴック #01 改修工作 お顔良ければ全てよし!

2023年11月20日

水陸両用MSはもれなく超傑作キット……?

昔から"水陸両用MSのキットは傑作揃い"そんな印象が僕にはあって、今回のMGズゴックに関してもその例にもれず「弄る場所なんてないよ〜傑作、傑作〜!」とキットに"おんぶにだっこ"で作る気満々でいたのですが組んでみるとあら不思議。

ジャブローの呼吸。蟹の型。素組み写真!!!(ただ立たせた写真を撮ってなかった)
ろろ

こいつ……あんまり好きじゃないかも……しれねぇ……。

正直そう感じてしまいました。なんでだろうな……。大まかには良いんだけどチョコチョコ惜しいなというポイントが散見される感じ。もちろんキットの発売から相当時間も経って我々(私)の好みだったりも変わってるから合わんもんは仕方が無い。

しかし、気になる所を全て改修するのはあまりに大変というか、自分の加工力(ぢから)の都合で厳しい場所が多いように感じたので深追いせずに、ノリと勢いで秘孔を突いてサクッとやっちまうしかないと思いました。

そして……改修してこうなりました。

お"顔"がよろしいようで……。

まずは結論から。改修工作後、僕のMGズゴックはこんなスタイリングになりました。

珍しく有言実行。改修ポイントの殆どがお顔周りに集中しています。

そしてロボは"お顔良ければ全てよし!"だと改めて実感しましたね。"チョコチョコ惜しい"と思っていましたが顔周りがこの様にかっこ良くなったらそんな事は些細な事だったなと。

世界で一番格好いいズゴックの一つになったと確信しております。世界で一番つまり元々特別なオンリーワンです。

ろろ

いいですか?まずは自画自賛です。他賛はその次にきますからね。

改修箇所詳細。

頭部天辺の削り込み。

"ジオン軍のヘルメットはともかくペッタンコにしろ"と厳しく父と母から教わって育ちました。頭部アーマーはパテで裏打ちし後ゴリゴリに削りこんでフラットな形状にしています。プラ厚のことを考えると1mm程度縮んでいます。

モノアイスリットが細くなるように加工。

IKE★KANI

更に幼少期から「ジオン軍とりあえず目つきを悪くしろ教」の熱心な信者でもありましたので、モノアイスリットの縦幅を2mm程度詰めています。フレームに頭部ミサイルをマウントする基部パーツを撤去。さらにモノアイの支柱をカット後ボディ部に収まる凹を掘りこんでトータル3mm位縮めたというか"潰した"感じになりました。

左の黒いパーツは取り付けません。右は蟹味噌。

頭蓋骨内部の基部パーツ?は撤去しますがミサイルは接着材を使用して塗装後に貼り付けで対応します。見えない所は見栄えなくて良いのです。なんせ見えないんだから。

ボディ前後幅2mm幅増し。

ボディの合わせ目の部分で前後(正確に言えば背中側に)2mm幅を増しています。斜めから見たときにボディの厚みが増すことで背筋力を感じる力強い蟹になりました。

ろろ

「このような効果が見込めるからこの改修をした」or「改修したことによりこういう効果が表れた」っていう理由をちゃんと言葉で説明できると説得力が増しますからね。自ら先に説明していきましょう(???)

爪をシャープに。

爪の先を尖らせきらないのが俺のこだわり。

爪の先に真鍮線を通し、その周りにパテを盛り付けて爪の尖端をシャープな形状に調整しました。結果的に元に比べて1mmくらい爪が伸びました。

メガ粒子砲の銃口を拡張。

キットのままだと同スケールのガンダムのビームサーベルの穴よりもメガ粒子砲の銃口が小さく、もはや"メガ"ならぬ"キロ"粒子砲と成り下がっていたので手持ちのドリル類で銃口を広げました。

外装の合わせ目は "簡易"段落ち処理。

困った時の合わせ目 段落ち処理ですが……。

脚部とボディの外装アーマー上に生じる合わせ目部分は接着で消してしまうと後で外せなくて困ってしまうので段落ち処理でお茶を濁しました。

余談。段落ち処理ってみんなどうしてる???

②パーツ(緑)のやり方がベター。

さて寄り道にはなりますが皆さんは合わせ目の対応策として"段落ち処理"をどのようなやり方で行いますか?

一般的にはBMCダンモや、デザインナイフを加工した治具を用いるなどして、兎も角合わさるパーツの片方に綺麗な凹を入れる工作ですよね。

見栄は欲しいが手間はいらぬのだ。

……が。今回はそれを面倒くさがって、上記のイラストのように合わさるパーツの片方にヤスリでC面を入れるだけの超簡単処理を試してみました。

ボディ後ろ側の合わせ目部にC面を付けてます。解るかな?

流石に綺麗な凹を入れた場合の段落ち処理に比べると眠たい(シャッキリしない)感じはしますけど、そこまで差は無いとして今後も使いたい手法になりました。

ろろ

なによりとっても楽なので声を大にして「これでも俺は大丈夫!気にならない!」と言って回ります。

おわりに。

改修工作、表面処理までは済んでいるのでここからは塗装に入るつもりでしたが、今この文章を書いている前日に全身の傷入れ加工に手を出しました。そちらが済み次第で塗装に入ります。

かっこいいかにー!!

下地はラッカー塗料をエアブラシで塗って、彩色は水性タミヤカラーの筆塗り、その後最終的にグチャグチャとウェザリング仕上げにしようと目論んでいます。まぁいつも通りの仕上がりになるという事です。

ろろ

若干?この時点でディテールに物足りなさを感じたりもしているのですが、汚したりして色が増えれば丁度良くなるでしょう。それではこの記事はおしまい!

この記事の続き

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