旧キット 1/100 旧ザク “完成”

ブオーンとデカいロボがやってくる。MSをまだ知らない連邦軍の人々は驚いたんだろうなぁ

1/100 旧ザクをウェザリング仕上げ&ほぼ固定モデルとして作成しました。実は初めて旧キットを仕上げきりました。

固定ポーズで、旧キットの"素性の良さ"を最大限に楽しむ。

ドロドロボディに対してモノアイはツルンとした艶有り仕上げってのが好きです

普段、ガンプラを作るときに僕が一番大切だと思っているのが"かっこ良く立てるか"なのですが、今回この旧ザクでは浮かせた状態でのディスプレイ(ほぼ固定モデル)にて制作。なぜならそちらの方がお手軽に旧キットの格好良さに触れられると思ったので。

たぶんこいつはバズーカを打つんじゃ無くてバズーカで殴るタイプですね。そんな気がします。

めちゃくちゃ無骨で格好いいですよね。まさしく旧キット!旧ザク!!という雰囲気が堪りません。僕が今更語るまでもありませんが所謂旧キットは各部の造形がかなり"良い"んですよね。

ディーテールの無い足裏が最高

首、肩、股のパーツの接続角度や位置を多少調整しましたがそれ以外は無加工。アニメ『機動戦士 ガンダム』に登場したMSの雰囲気がビシビシ伝わる、最初期にして最高のプラモデルだったと思います。宜しければ制作過程(工作箇所)をまとめた下記の記事もご覧下さい。

洗浄不足でモノアイのクリアー塗装時にメタリック塗料の粒子が残って吹いてしまった様子が写る程度には撮れるレンズでした

今回は“Nikon D500”+“SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM”にて撮影。今だと非常にお安いハーフマクロのズームレンズ。思ったより遙かに写りますね。これは嬉しい誤算でした。

そして当然ながらズームレンズを使うと撮影が凄く楽ですね。光源は今回色々ありまして……ストロボが1本だったり2本使って撮影してしまったのでページ内に掲載している写真に色温度や、背景の潰し具合にブレがありますね。今後気をつけます。見逃してください。お願いします。助けて。

塗装は水性塗料の筆塗りに初挑戦。

これまで僕はガンプラを塗る際にはラッカー塗料をエアブラシで塗装していたのですが、もろにnippperに影響されて、タミヤ水性アクリルを使用した筆塗り全塗装に初挑戦しました。(塗りの過程の記事まで書かせて頂きました。宜しければ併せてご覧下さいませ。)

テクスチャー味にあふれる面白い感じ 大ありじゃ無いでしょうか?僕ははありです

プラモデルに限った事ではありませんが"やってみる"と"聞いたこと"では心に残る物が大違いです。水性塗料の素晴らしさに触れることが出来ただけでもこの旧ザクを作って良かったと心から言えます。

それほど定番塗料の性能って良かったんです。ラッカー派の皆さんも今更…と言わず一度試してみましょう。意外な"トキメキ"を感じられると思いますよ。

相変わらず。良く分からないけれどもウェザリングカラーは楽しい。

寄ると"けっぽこ"が目立ちますがそれも思い出とおもえる仕上がりになりました
ぐぽーん
ランドセルの縁のピンク感は艶消しスプレー吹きすぎて縁にミョーンとフィルタリキッドが流れて残ってしまった後です。これも味ですね……はい。次は気をつけようと思います

今回も仕上げとしてクレオスウェザリングカラーシリーズを、良くも分からずに仕上げ段階でまぶしています。

マジンガーZの手みたい

雰囲気でやっている範疇からは抜け出せていませんが、何となく影になりそうな部分を同系色の暗い色でくすませて、明るそうな部分に黄色や白など明るい色をボンヤリ広げてそれっぽさを狙ってみました。

この辺は特に何度もペンキで塗り直した公園の滑り台感があって好きです。
ブオーン…

古き良きロボット感を出すべく、大げさにエッジにハイライトとしてホワイトやシルバーを細い筆で新調に書きこみました。これも初めての試みでしたが中々に"効いて"くれたのではないでしょうか?

あとがき。

制作のまとめた記事だったり、Twitterでも鳴いたりしていましたが、僕はこれまで旧キットに何度か挑戦をしたものの、毎度「徹底的にやって(改修して)超格好よくやる!」という気持ちだけが強くて、途中で技術的に詰んでみたり、単に面倒くさくなって作るのを途中で止めてみたり「出来た!」と宣言出来た試しがありませんでした。

そんな事もあって買って仮組を済ませた後に箱に閉まって3年程寝かせていたのですが、昨年(2020年)の夏頃「とりあえず作ろう!」と急に思い立ったんですよね。

思い立った事をなんとなくで全部やれたので大満足です

そして「作りたくなったから作った。それだけで良いでしょ」というなんとまぁ今更な……。と呆れるほど当たり前の思いつきが、足かけ20年以上プラモを作って来て頭がカチコチになっていた今の僕にはやたらに新鮮で楽しく、また「これでいいんだな」と大げさに言えば見える景色の範囲がちょっぴり広がったとさえ思えます。

ろろ
ろろ

もちろん拘りに拘る!という作り方も僕は続けるつもりです。なんにせよプラモデルって面白いんですね。沢山楽しみましょう。それでは。最後までご覧頂きありがとうございました!

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2021年2月27日

執筆者: ろろ