良いよね。旧キット。
旧キット。説明書通りにそのまま組み上げても当時のガンプラの雰囲気に浸れて最高ですし、今見ても実はパーツ形状が良い事に注目して、エクストリーム大改修を施されたイケイイケの作品を見るのも「うぉぉ!!すげぇ!」と痺れます。どっちにしろ最近のキットには無い、たーくさんの魅力に溢れ多くの人に愛されていますよね。お酒のつまみにも最適系プラモデルかと思います。
…あ。でも良く考えたら僕…旧キットのMSを完成させたことが人生で一度も無かった…
なぜ完成させたことが無いのか。
先日、別の場所でも少しお話しさせて頂きましたが、僕がガンプラを制作する上で昔から一番気をつけていることは、最終的にビシっと格好よく素立ち姿が決まるかどうかです。それを目指そうとすると旧キットって少し重たいんですよ。
一部の秘孔を的確に突ける系モデラーであれば別でしょうが、旧キットをバッチリ立たせるにはそれなりに弄る箇所が多くなり、大体途中で飽きちゃって挫折するってのが若かりし頃の僕のパターンでしたが、今度こそちゃんと完成させてやるべく僕は考えました。
んじゃ素立ちさせなきゃ良いじゃんって。
こだわりを捨てて兎も角遊ぶ。
素立ち姿に色々と気を遣うのであれば、立たせないで浮かせたポーズ固定で作れば良いんだ。なんならこのガンプラはこの角度から見る(撮る)のがお勧めですよ?とパワープレイを採用する。つまり!僕が!!楽しければ!!!良いのだ!!!! と、ライオン・シンのエスカノールもびっくり仰天の傲慢さで制作を進めていきたいと思います。ん?そもそも模型ってそういう遊びか。
気ままに好きなとこだけ弄っていく。
というわけで。以下。旧キットを楽しんでいる課程(工作した場所)をまとめます。僕自身浮かれてます。
顔のモノ(素性)は良いので場所や付き方の調整
形は良いんですけど付き方が悪くて損をしているお顔周り。今回はHGUCジュアッグの足の蛇腹を流用して首に見立て、ヘルメットのそこをくり抜いた上でモノアイにヘルメットを被せる形を取りつつ、良い感じの位置になるように調整してみました。
旧キットガンプラのど定番。肩のハの字カット。
これも諸先輩型皆さんが調整するポイントですが肩がラグビー選手みたいになっているので、ハの字にカット。今回は腕の付き方にひと味欲しかったので、奥行き?に関しても斜めに角度をつけてカットしています。
もちろん。穴が空きっぱなしだと大変なので、しっかり穴は塞ぎます。
武器持ち手
バズーカですが、砲身をひょいっと持った感じにしようと思ったのですが、キットの可愛いハンドパーツの手の開きが足りなかったので適当な場所にノコを入れて、グイッと曲げて砲身に手を自然に沿わせることが出来るように調整しました。隙間はこの後パテを使用して埋めたいと思います。
ふともも、関節技の大胆仕立て。
太ももの位置を調整するってのは旧キットに限らずガンプラを良い感じに見せる工作としてはポピュラーかとは思いますが、微調整が大変なのでグリグリ動く関節技のダブルボールジョイント無理矢理仕込み、良い感じの位置で瞬着でガッチリ固定しました。力こそパワー。
後ハメ工作
スネとスリッパですが、スネ側にある軸にスリッパを挟み込む形になっているため、後ハメ工作をします。このやり方ですと、保持力が心配でしたが意外としっかり保持します。どっちにしろ完成したら接着剤で固定予定ですが…
ちなみに腕に関して旧ザクは青一色ですので、後ハメ工作なしで全部接着しちゃいました。動かしながら塗れば大丈夫でしょう。多分。この背徳感がたまらないッ!
そしてこうなる。
各関節の位置はまだ固定しきっていないので、これから微調整する予定ですが、こんな感じでバズーカ片手に巡航しているそんな旧ザクに仕上げたいと思っています。
しかし、固定ポーズと最初から割り切ってガシガシ作るのは余計な事考えなくても、ドンドン形になって気持ちが良い。皆も旧キット固定ポーズで作りませんか?滅茶苦茶楽しいですよ!
さて。今回の旧ザクは三記事位のボリュームで纏められたら良いなぁと思っています。次回は塗装前迄の処理の内容をまとめられたら良いと思っております。
それでは皆様も楽しい模型ライフを!
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