MG コアファイター ver2.0 #02

2019年1月11日

そうだ。ウエザリングをしよう。

しくじり画像

当初は普通にべた塗りで綺麗目な感じで仕上げようと考えていたのですが、上記画像をご覧頂ければ分かる通り、モールドの掘り直しを大失敗してしまいました。見事にヨレてますね。この失敗が今回コアファイターをウェザリングで仕上げようと思った一番の動機です。

ウェザリングは誤魔化しの手法なのか?

なまけもの?

この記事を書く少し前に、Twitter上でウェザリングは"甘え"だったり、"手抜き"の手法なのか?という話題が散見されました。

僕は事の発端がどのような内容だったのかを確認していないので分からないのですが、様々な方の意見が飛び交い、その殆どが上記の考えは見当違いだという趣の内容だったと記憶しています。

もちろん僕もウェザリングに関して甘えだったり手抜きの為の手法だとは思ってはおりません。丁寧にウェザリングされた作品の格好良さには、うっとりしてしまいますよね。

リカバリーの手段として。

リカバリーイメージ

しかし現実問題「パーツを破損させてしまった。」「整面やモールドの処理を失敗してしまった。」といった際のリカバリーの手段としてもウェザリングは有効な手段だと思います。良い意味で"失敗をそのまま活かす"事が出来る、"前向きな誤魔化し"を今回はしていきたいと思います。

じつは私"ろろ"はウェザリング経験が殆ど無いのです。

僕のウェザリング経験は模型復帰をする以前に、何となく茶色をベタベタ塗る程度でした。今回はネットや書籍より諸先輩方の作法を見よう見まねで試して行きたいと思います。

汚し塗装の前に。

基本塗装。

簡単な表面処理(前記事参照)を行った後、全塗装を施します。この後の行程で全体のトーン(明度と彩度)を落としていく事になりますので、この段階では明るめに色を振っていきます。これまた久方ぶりにグラデーション塗装に挑戦しましたが流石に小さくて大苦戦しました。

今回初めてパイロットの塗装に挑戦してみました。アムロがG3に乗ってしまうとふとした拍子に死んでしまうので、黄色のノーマルスーツを着た名も無い戦士を想定しました。こういう風に色々考えて作るガンダムはとても楽しいですよね。

丁寧な解説動画に助けて頂きました。

七式ガンプラ部tak sより引用

初めてのパイロット塗装にあたって、七式ガンプラ部さん(@NanaShikiTak)のパイロットスーツの塗り方動画を参考にさせて頂きました。

ラッカーで基本となる色(僕の場合は黄色)をエアブラシで吹き付け、塗り分けの目安となる境目を分かりやすくする墨入れ(この手法は特に眼からウロコでした。)、エナメルカラー毎にクリアーを吹いて塗膜の保護等、ご丁寧な解説をされています。

お陰様で初めて1/100サイズパイロットを塗る僕でも「良い感じじゃないか!!」と盛り上がりながら楽しく塗装をすることが出来ました。

実践!見よう見まねでウェザリング塗装!

エナメル各色をペタペタ。

使うエナメルカラーは白、黄、赤、緑、青、

エナメル塗料をランダムに置いて…

拭き取る

今回これを一番試してみたかった!大胆に写真の様に薄めに希釈したエナメル塗料各色を置いて、上下方向に拭き取るそうです。塩梅が分からないのですが、かなり雰囲気は良いのでは?ここの拭き取りが終わった段階でエナメル塗料の保護のため再度クリアー(今回はつや消し)を吹きます。

黒系統でのウォッシング。

使うエナメルカラーは黄、赤、黒、白(要は濃い目のグレー)

汚れ具合の塩梅を見つつ…

仕上げます。

ウォッシングという名の通り、極端に薄めたグレーをジャブジャブと乗せていきました。この後の作業でもエナメルカラーを使用するので再度つや消しコートを吹きます。

煤や塗装剥げ等、微調整を。

タミヤウェザリングマスターを使用してエッジ付近に粉を置いて…

金属感を出したい部分には鉛筆の粉を乗せてみたり

かなり分かりづらくなりましたが茶色の縦筋を何箇所か入れました。

エナメル白にて最終調整のウォッシング

最後は擦れそうな所にエナメルシルバーを塗る(所謂ハゲチョロ)

本体の作成が完了

以上。本体の作業が全て完了いたしました。今回はパイロットの塗装や汚し作業等で、初めて挑戦する作業が多く四苦八苦しながらも楽しく作る事が出来ました。

これから本撮影に入る予定ですが、これまでとライティングの調整を変えてみようと思います。

それでは皆様も楽しい模型ライフを!

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