仮組のススメ “少年時のゴールがスタートになった話”

どうでも良いのだ。

模型の楽しみ方は人それぞれである。自由気ままに理想を追求し改修工作を施したりしなかったり、原点に捕らわれる事も無く好き勝手に色を塗るのも楽しい。塗らなくても誰にも怒られないし、なんならポリキャップの合いが悪くなった太ももパーツを無理矢理噛んで、歯形を付けるのもまた一興…

メンドクセー書き方をしてしまいましたが用は「大前提、好きにしましょう」という前置きです。

そんな中で僕は。

さて。かく言う僕はというと、キットをそのまま組む事(素組み)は殆ど無いし、大抵の場合はハンドピースを使用した全塗装をするようになりました。

その前段階として実際にキットを組み立てて、パーツ構成の確認(後ハメの必要があるのか無いのかを判断)、実際にその模型を目で見て、触れて、動かしてみて。後の制作の見通しを立てる事を目的とした“仮組み”は欠かせない作業です。

具体的に仮組みって何をするの?

仮組みに関しても”人それぞれ”かと思います。基本工作と混同する部分もあったりするので尚更難しいのですが結局はあくまでも「どうしてやろうか」という制作の計画を立てやすくする為だけの作業なので、当人がよしとする処理だけをすれば良いのです。

…と。そんな事を言ってしまうと記事にならんので今回は僕の仮組工程を紹介したいと思います。

道具を準備する。

当然と言えば当然ですが、仮組に必要な道具は特別な物は必要無く全てスタンダードなツールを使用します。

ビール

僕は三度の飯よりビールが好きですので模型の箱を開けると同時に間髪入れずにビールを開けます。え?ビールがお嫌い?それなら梅酒でもチューハイでも好きなの開けてください。さぁ今すぐに。

ニッパー

ゲートからパーツを切り離すのに必要な道具ご存じニッパー。僕は昔からタミヤのちょっと良いやつ(2,000円位)を使用しています。

近年凄まじい切れ味を誇るもっと良い奴(5,000円オーバー級)が人気ですが、どっちにしろニッパーで切った後にゲート部にペーパー当てるので(後述)極端な切れ味は不要だと思っています。更にその類いの片刃式は正しい使い方をしないとやたら刃が折れるといった話を聞きますが、その点このタミヤのちょっと良い奴は“ハルク・ボーガン程の力”を掛けない限り折れる気がしなくて長年愛用しています。勿論正しく使うに越したことはありませんがね。

デザインナイフ

パーツをランナーから切り出したり、ゲート処理を処理する際、ニッパーだとやりづらい部分があるので用意しておきましょう。僕はあんまり使わんけど。

ピンセット

ガンプラではそれほど?という感じですが、細かいパーツのグリップに使用したり、ポリキャップの埋め込み等に意外と活躍します。これまたタミヤのちょっと良いやつ(1500円位だっけ?)を使用しています。

紙やすり(ペーパー)

320番(400番)〜600番位が良いかな?

補足。ペーパーの使い方。

適当にホームセンターで売っている細長い木の板をノコギリでカットした物に両面テープでペーパーを貼り付けて板ヤスリ的な使い方をしています。鉄の板でも良いですし反らない板なら何でも良いと思います。

太ももなど、曲面にゲートがある時や上記の板ヤスリが物理的に入らないような場所ではペーパーを”二回折り”した物をそのまま指に添えて使っています。指の柔らかさと2回折った分のコシを使う感じです。

僕はどうも融通が利かないようで、400番以上の番手に関しては、タミヤフィニッシングペーパー以外では微妙なタッチの差が気になってしまい全く整面作業が出来ないので昔からタミヤを愛用しています。

…ん? ほぼ全部タミヤじゃん。回し者ではありませんが僕はタミヤが大好きです。ロゴも格好よくて好き。

準備した道具を用いて、”仮組み”をしていく。

ゲート処理

僕は仮組みの段階で基本的に全てゲート処理をしてしまうようにしています。仮組み後に改修作業や表面処理をするのでこの段階でやらない方が効率が良い。と常々思っているのですが場合によってはパーツのかみ合わせにゲートが干渉したりして気持ちが悪いんですよね。

僕のゲート処理のやり方。

01.ザッとパーツ周りの”ランナー”をカット。

02.パーツからゲートをほんのり残してカット。ここで欲張るとタミヤのちょっと良い奴でもパーツ抉るので注意。

03.残したゲート後を紙やすり(上記で紹介した板or2回折りペーパー)にて除去。

以上。といいつつ面倒になると、ランナーからパーツを切りはなす時にいきなり02の工程から入る事も多々あります。すると抉る率が増えちゃうんですよね。僕、不器用なので。

パーツを外しやすくしておく。

スナップフィットのキットに関してというか僕は99%ガンプラしか作らないので、必須処理なんですが、ダボ穴に切り込みを入れたり、ピン自体を斜めに短くしたりと後ほど簡単にパーツをばらせるようにしておきます。

更に補足。

順番が前後しますが、パーツの形状とゲートの配置によってはある程度組んだ状態でゲートを落とした方がパーツの形状を無駄に削ぐ事を防げる場面もあります。具体的にはここでは割愛しますが何度かゲート処理をしていれば気づく場面に出くわすと思います。

後は普通に組むだけ。

上記の処理を行いつつ、一杯?二杯やりながら一通り説明書の通りに組んでいきます。 ただ、パーツを外しやすくする工夫をしようが、一度組むと二度とばらせないようなパーツに当たる場合もあるのでその辺、吟味して組み立てましょう。

おわりに。

少年時代は模型を買って貰った帰りの車内で、待ちきれずに箱を開けて説明書を読み車酔いをし、家に着けば酔いも忘れて夢中で組み立てる。いつも説明書の順番を無視して顔から作る。急いで作る。(早く完成した姿を見たい)どこにでもいる“模型が好きな美少年”でした。

さて。今現在。“模型が好きなハンサムなおじさん”になった僕は上記の通り、少年時代に完成だ!としていた工程がスタートラインとなりました。これが果たしてより良いことなのか?幸せなことなのか?は知るよしもありませんが、今の僕は今の僕で心地よさを感じ、今日もまた模型をいじくっています。

それでは皆様も楽しいガンプラライフを!

↓宜しければこの記事をご自身のTwitterにて広めて頂けませんでしょうか?記事の感想等を添えてtweet頂ければ尚更嬉しく思います。何卒よろしくお願い致します。