皆大好きシアノンDW(以下シアノン)!! 僕も大好です。
しかし、最近大がかりな改修工作をする機会が無くて半年以上たまに日が当たるような場所に放置していたら中身がカッチンコッチンになってしまいました。完全に自業自得ですね。
シアノンと同等品? ガイアノーツ瞬間カラーパテ

手元にシアノンが無いと「いざ使う場面が来たときに手が止まってしまう…」と手を動かさない日々を過ごした結果、シアノンをカッチンコッチンにしてしまった僕でも心配になります。
早速ポチろう。
そういえばポイント溜まってたな〜と青森県民の強い味方この世の全てが置いてあるヨドバシ・ドット・コムにアクセスしてみると。

えぇ…ヨドコム、シアノン取り扱い無いやんけ…
そう。シアノンの泣き所。
意外と模型屋さんに売ってないんですよ。
模型屋さんでも取り扱いが無いお店がも少なくありませんが、そもそも模型用品じゃないから仕方がない。
そこで今回『ガイア ノーツ 瞬間カラーパテ ホワイト』を試しに買ってみました。
ガイアノーツ 瞬間カラーパテ ホワイト。完全に模型用品なのでヨドコムにもあったし、もちろん町の模型屋さんにも置いてある確立が高いのでは無いでしょうか?
購入前にレビューサイトとかを一通り見てみると「シアノンと同等品」という評価が目立ちましたが果たしてどうなんだ?
実際に比べてみました!
結論、シアノンとはちょっと違う。けれど同じ様な感じで間違い無く使える。
比較対象が僕の感覚と記憶になるので、微妙な判定な気もしなくもないんですが、シアノンに比べて少し液に粘りが有る気がしました。色も若干…暖色寄りの白に見えますね。
液の粘度に若干の違いはありますが、切削性等の使い心地に関しては全然気にならないというか「あぁ確かにシアノンと対して変わんないね。」という感触です。
むしろ液体の粘度が高い、瞬間カラーパテの方が僕は好みに合っているのでは?と思いました。
肝心要。瞬間カラーパテとベビーパウダーを混ぜて使ってみる。
さて、この手の瞬間接着材を使用する上で、一番大切なベビーパウダーと混ぜて使用してみた感想です。
ここもやはり液の粘度の差が出たなという感じがします。
瞬間カラーパテは元から粘度があるため、シアノンに比べて、混ぜるベビーパウダーの量が若干少量になると思います。
混ぜるベビーパウダーが少ない=硬化後に削るときに硬い削り心地になるわけですが、ベビーパウダーの量が多すぎると塗装をした際に。瞬着ペーストが塗料を吸ってグダグダになったりしてしまう事もあるので、多少硬かろうが粉の量が少ない方が安心と言えば安心なんですよね。
硬化時間のコントロールもアノン同様。瞬間 カラーパテは硬化促進剤とセット運用が基本!
また、瞬間カラーパテもシアノンと同様、硬化促進剤と併用して使う事を前提にしましょう。
その理由、詳細は上記の硬化促進剤の記事をを合わせてご覧下さい。
その他評価。瞬間 カラーパテ同士での調色について。
今回僕は瞬間カラーパテのホワイトを購入しましたが、その他 CMYKの4色(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)が揃っていて、混ぜる事でどんな色にも調色出来るのが売りの一つ。(更にグレーとフレッシュもある。)
仮に色を自由自在に調合出来るスキルがあればプラモデルの整形色に寄せた瞬着パテを使用して、合わせ目やパテを盛ったりした後を未塗装でも自然な感じに仕上げられる事でしょう。
「面白い事考えるなー」と感心しつつ、上記の運用法は正直おすすめしかねます。
理由は何点か有るのですが、一番に20g×4本=80gの瞬間接着剤を劣化する前に使い切れる気がしないからです。
しかし。
逆に全塗装仕上げを前提として考えた場合にはむしろ下地と"違う"色のほうが、穴埋めなど上手く出来ているか視認しやすいので白以外の選択肢をメーカーがわざわざ用意してくれた事は、凄くありがたいですね。
初めての瞬間カラーパテの色は、ホワイトかフレッシュのどちらかおすすめです。
僕は正直フレッシュ(薄いオレンジって今だと言わんとあかんか。)が欲しかったのですがタイミングが悪くて品切れだったので、ホワイトを購入しましたが、合わせ目等盛った部分が視認性が高そうなフレッシュがホントは欲しかったです。

ガンプラを作る上であんまりフレッシュというか、ベージュ色っぽいパーツに遭遇しないのでヒケ埋めの視認性上がることが期待できそうですよね。
小技。瞬間カラーパテ ホワイトを盛った部分の視認性を高めるために少しだけ塗料を混ぜてもOK。

カラーパテには沢山色の種類がありますが……小技を紹介します。
全部揃えなくても瞬間カラーパテのホワイトに、ごく少量の塗料(ラッカーorエナメル塗料)を混ぜて色を変えてあげると、白いパーツに瞬間カラーパテのホワイトを盛って「どこからプラでどこからパテか」?問題を回避する事が出来て便利ですよ。
硬化に影響は?少量であれば殆ど影響は無いと感じます。
安心してお試し下さい。
おわりに。シアノンと瞬間カラーパテに絶対的な差は……感じないです。
僕は好みで今後しばらくはシアノンから瞬間カラーパテに鞍替えしようと思ってますが、「どっちがおすすめ?」と聞かれたら「どっちでも良いかな?」と素直に答えるかと思います。値段もそれほど差が無いし。
シアノン同様。瞬間カラーパテはベビーパウダー+硬化促進剤との合わせ技でより便利に活用すべし。
多少重複しますが、やはりシアノン同様瞬間カラーパテも単体で使う場面は個人的にあまりなくて、ベビーパウダーと混ぜる事により粘度&硬化後の削りやすさを向上させつつ、硬化タイミングを自由にコントロール出来る硬化促進剤との合わせ技で使うのが最高に便利です!
また、粉と瞬間接着材の様な液体を混ぜてパテとする元祖的商品、旧アルテコ、現在クレオス SSP(瞬間接着材)に関しての違いも別の記事で正直に良い点悪い点まとめておりますので、宜しければ併せてご覧下さい。結論だけここで述べると、当然ながらそれぞれ両方用意するともっと捗ります。

モデラー同士で話をする際にはシアノンだと一発で「あぁあれね!」という言語的なメリットはあるかな?おしまい!!!
瞬間カラーパテ 各種(各色)購入ページリンク
*この記事で扱った瞬間カラーパテ ホワイトが現在(2022/02/18現在)品薄となっております。

