初めて組みました。RG(リアルグレード)。

早速組みました。いやー。始めてRG組んだんですが完全に"1/144版マスターグレード"ってな具合で、ストレス無く終始楽しく組めました。
これだけ小さくて細かいパーツが多く、可動に関するギミック満載のキットの"組後感"(読後感的なノリで読んで)が「組みやすかった」! って凄くないですか? ちょっと前まで「こんなに細かいパーツが多いキット……しばらく組みたくないな……」。と疲労感が残ることが多かったんですが、最近そういうことがめっきり減りましたね。まぁこれは僕自身が変わったような気もしないでも無いですが……。


にしても。一昔前のRGシリーズを遠目で眺めていた頃は謎のディテールが派手かつ、肝心のそのモールドの多くがダルくて、正直あまり良い印象を持っていなかったんですが、ちょっとずつなのか?ある日突然覚醒したのか判断出来ませんが、最近のRGはそんな印象も随分無くなってきたように思えます。

こりゃ今後も発売されるRGシリーズが俄然楽しみになってしまう!そんな感じでした。手のひらクルクル大名なので。
組んだらここが面白かった・驚いた的な話。RGウイングガンダム キットレビュー 。

ってな訳で。折角作ったので僕が「おぉ!」と感心した所だったり、「いいね!」と唸ったポイントをいくつかご紹介します。
パーツ合わせの保持力が丁度良い。

地味な話ながら、「組まなきゃ分からない素晴らしさ!」ってな話なので最初に紹介します。
パーツ合わせのテンション(保持力?)が丁度良くて小気味が良かったです。所謂"軟プラ(KPS)"と普通のプラ(PS)の組み合わせが多いってのが良い方向に影響しているのか、基本的にダボとピンを"堅さ"でムリクリ保持する感じでは無く、摩擦というか"粘り"で保持してんのかな?といった印象を受けました。
故に今までのノリでダボ穴に切れ目入れたり、ピンを短くカットした途端に緩くなってしまいそうな気がして今回の仮組みでは殆どダボ切り等の処理をしないで仮組みしてます。

とはいえ、指だけだとバラし辛いという部位も当然あるので、パーツセパレーターを用意しておくと良さそうですね。僕も買おうと思いました(実は持ってなかった)。何かオススメのセパレーターとか有ったら、Twitterとかで教えて欲しいです!
外装部を中心にアンダーゲート採用。 良いニッパー持ってるとアンダーゲートの採用は案外嬉しいと知れた。

これはこのキットの話とは微妙にずれる気がしますが、今後メッキ仕様のバージョンでも発売するつもりなのか、外装部を中心にアンダーゲートが採用されています……。

正直に言うと、表面処理や塗装を前提としてガンプラを作る身としては「うわ。出た。アンダーゲート。実は面倒くさい奴」。なーんてマイナス印象があったんですよ。上の図みたいな感じになりがちなので。
しかし先日、ヌルッと切れる片刃ニッパーというハチャメチャに"ゲートが切れるニッパー"を僕は手に入れて愛用していたのですが(こちらの記事で褒めに褒めてます。気になる方は合わせて見てね)、そのお陰で一気にアンダーゲートに対する印象が変わりました。

こんな感じでアンダーゲートのゲート処理ってめっちゃ楽じゃん!!って思うようになっちゃったんですよね。
もちろんどっちにしろヌルッと切れる片刃ニッパー等のよく切れるニッパー使ったとしても、微妙にゲート跡は残るんでヤスリを当てる事にはなるのですが、普通のゲートより圧倒的に"ゲート跡が目立つ面"に残る跡が極小なので、サッとヤスリで撫でればあっと言う間に処理が完了するので極めて楽でございました。


今まで悪態付いてましたが、アンダーゲートに対する考え方が変わりました。サンキュー!アンダーゲート!サンキュー!いいニッパー!
めっちゃ動く!を叶えるべくこうしました。そんな創意工夫がメチャクチャ伝わってくるパーツ構成を見て組んでいくのが楽しい。

ここはスカート部のフレームの写真なんですが、伝わりますか?このやる気に満ちたパーツの構成が。
我々ユーザー(ガンプラ作る人)が色んな方向に動かしたいであろう"太もも"の動きを「各スカートでは何が何でも邪魔させやしない!」という気合いを感じる作りになってるんですよね。そこまでやる?凄い!! とエキサイティングな気持ちになりました。
もちろんその分小さい且つパーツ数も多くなっているので、物理的には作業量が多いんですがスカート部に限らず、「次はどうするんだろ?」と用意された工夫にもっと触れたいぞと、手が勝手に進むんで爽快というか、苦も無く黙々と組めてハチャメチャに楽しかったです。
顔。最高にイケメン。マジで格好いい。

その昔、声優の緑川光さんのハチャメチャに格好いい声を聞いて「耳が妊娠した」。なーんてジョーク(なのか?)を聞いた事があるんですが、流石緑川さん(ヒイロ・ユイ)の乗るMSの顔ですね。イケメンが過ぎて「目が妊娠した」。と思わずふざけたくなります。おぎゃー!!!

僕がこれまで作ったガンプラの顔で1、2を争うと言っても過言じゃないと思いました。これにはびっくりです。モールド類が比較的深くキリッと入ってるのも嬉しいですね。いやーホントにかっこいい。「お前を殺す」。とか言って欲しー!!きゃー!!! 殺しに来てー!!!!(錯乱)
完全に"ダウンサイジングMG" しっかりした作りで動かしやすい。

各間接にクリップ機構が採用されていたり、そもそもバランス良く足並みを揃えた各間接の固さのお陰でともかく、作った後に動かしやすいです。


各部の可動範囲が広いので、思い思いの格好いいポーズを付けたくなるんですが、「ここまでぐいーっと足を跳ねさせて…腰をバシッと入れて…腕はスーッと流す!」的な遊びが捗る捗る。ちゃんと動かせて、ちゃんと止められるMGシリーズ(大きなガンプラ)を弄っているような安定感が素晴らしい。


言っても塗装したらあんまり動かさないし、なんなら「ガンプラは素立ちが命」な気持ちも分かりますが、その素立ちをバシっとキメるしても動かしやすくないと中々キマりませんからね。しっかりした作りは本当に嬉しいのでした。
RG ウイングガンダムは最初からメチャクチャ格好いいのですが、多少は"自分なりの格好良さ"も足していきたい。

大前提何度も言うとおり、ハチャメチャに格好いいウイングガンダムのプラモであることは間違い無いのですが、どうもジーッと眺めていると、主に上半身の寸詰まり感を感じなくも無いんですよね。いや?と言うか腕が華奢というか短い? 腰もちょいと伸ばしたいような……。
でもこうやって正面から撮った画像を見ていると「いや?やっぱりこれで良くないか?」と余計な事してかっこ悪くしちゃいそう……。とウダウダ悩む位には、とっても格好いいウイングガンダムです。凄いぞ! 最近のガンプラ!!!
おわりに。

最近のガンプラ、良く動くぞ!色分けが凄いぞ!ってのは正直、販売元の公式サイトだったり見に行けばすぐに分かるんですが、それを実現するための構造の工夫に実際自分で作って触れることが最近、面白く感じるようになりました。
冒頭ちょっくら触れましたが、こう思うようになったのは僕の心境の変化(元々仮組は面倒くさくてつまらないと思ってたタイプです。僕は。)も有るのでしょうが、ガンプラは日々面白くなっているんだと改めて今回実感しました(あといいニッパーで組むってのも影響大きい気がする)。
大げさな……。なーんて言わず比較的新し目のキットたまに急に作ってみると良いかもしれないですよ。「おーたまげた。こう来たか」 僕らの中で当たり前にしてしまいがちな色分けや、広い可動範囲の最適解が日々"深化"(進化かどうかは分からん)している事を実感するのって面白いですよー。

羽がド派手にグワッと!広がるギミックも注目ですよ!……肝心のそれを撮るの忘れましたけど、まぁそれ見たい人はもぅ公式サイトなんかで見てますよね!うん!……あっ、やめて、石を投げないで…… はい! おしまい!!!