ガンダム アーティファクト リックディアス #04 "塗装 中編"

2021年7月6日

モサモサのリック・粉吹き芋がどうなっていくことやら……

基本塗装を済ませて明暗のコントラスト付けて、艶消しを吹いて粉ふき芋みたいになってしまった僕のガンダムアーティファクト リックディアス。

果たして、この粉吹き芋は良い感じの仕上がりへ昇華するのか?いや、なってくれないと困るので、頑張ってなるようにしていきましょう!

制作過程リンク

クレオス ウェザリングカラー シリーズでベシベシ色を差していく。

ちまちま買い増してたら大所帯になって来たウェザリングカラー。

まぁ前記事の通りウェザリングカラーシリーズで色を差すというか、ウォッシュがけの足付けのためだったり、モサモサの表面にジワ〜っとボケ〜っと色が広がってくれることを狙って敢えて一旦モサモサにした迄ですからね。

ろろ

ほら、粉吹き芋にタレとか絡めると味が良く染みて美味しいじゃないですか?それです。それ。

ラストオレンジとレイヤーバイオレットで明暗に色味を付けてならす。

最初青使おうとしたんですが、青だと暗くなりすぎたんですよね。

まず強調させていた明暗の上にウェザリングカラーシリーズの"明"にオレンジと"暗"にムラサキを大雑把に被せます。具体的にそうすることで"このような変化"が起こります。と書ければ良かったのですが、もぅ何だろう?「何か良い感じになるぞ!」としか言えないッ!

完全に何となくの世界ですが、色味の入った明と暗が加わる事で、コントラストが自然というかオシャレというか、何だかマイルドになるような気がして汚す時の最初の段階では有彩色を使用する事が僕は凄く多いですね。うん、早速モヤモヤした記事になってるな。あはは……。

して、この段階でわりとウェザリングカラーの塗料が全体に染みこんでくれたのか粉吹き芋感があっさり無くなって、しっとり芋になりました。もぅちょいハラハラしたかった所ですが拍子抜けだった(……本当に良かった)。

ドボドボ溢しながら採取!
ろろ

特に制作とは関係無いんですが、ウェザリングカラー・フィルタリキッドのレイヤーバイオレットの上澄み液が多すぎたので皿に移してみたんですが、思ってた8倍は透明な状態で採取出来たんで、そのまま薄め液として再利用する事にしました。ラッキー!

グランドブラウンとスポットイエローでパキッとさせる。

色が増えると複雑な感じがしてきてそれっぽくなる気がします。気が。

上記工程で色味が入ってマイルドになったパーツに今度は逆に、焦げ茶色と黄色を使って光というか色の幅を広くしておきます。 これももぅ何となくですね。何か良い感じになるって言うより更に言えば、何か良い感じになってくれ!頼む!位の気持ちでこの作業をいつもしています。

順番的に先にこの強い色を使った後に、ムラサキとかオレンジで慣らしてやる方が正解なのかもしれませんが、何となく僕はこの順番が好きですね。

装甲ダメージやら傷の表現としてハゲチョロをチマチマ入れる。

ハゲチョロにもシタデルを使いました。乾いたら基本滲まないってのはハゲチョロでも凄く使いやすかった。

続いてちびっ子サイズで上手く出来るんだろうか?という不安はあったんですが、やりたくて仕方が無かったのでハゲチョロ(装甲の色剥がれ)を表現すべくシタデルカラーの微妙にベージュっぽい白をチロチロとエッジやら適当に置きました。

この時点を見ると、とても大げさでまたもや「やっちまった感」が出ていてゾクゾクしてしまいますね。

置いた白の中心部に、黒っぽいシルバーをちょんちょん塗る。

なんかの目玉みたいに見えてきた。怖い

白だけですと、悪目立ちしすぎるので傷っぽさ塗装剥がれっぽさの演出として黒っぽいシルバー(ガンメタ的な色)をチョイチョイ刺します。なんぼーか傷とかに見えるような気もしますが、まだちょっと白が強いけど、この後エナメルのクリアオレンジだったり、クリアレッドピピッと重ねて白の面積を減らしたりしていれば良い感じになってくれる事でしょう。

スポンジじゃないチッピング。

死んだ筆には死んだなりに役目がある

最近流行のスポンジチッピングで黒と白の極小の点々を書き込んで……行こうと思ったんですが、過去何度か僕はスポンジチッピングをやった事が有るんですが、絶望的にあの作業が苦手なんですよね。

スポンジに付いている塗料の濃さと量が何故か一切イメージ出来なくてですね、点ではなく「べちょり」となってしまったと思えば、今度はスポンジに含む塗料が少なすぎor乾きすぎて一生点が付かないとかもぅ兎も角 HE★TA★PPI★!!

なので多少面倒ながら、ボソボソの毛先になって死んだ筆を使ってチマチマと白やら黒の点々を書き込んでみました。

お、おぅ……

な、何だか苔的なのが生えたザリガニみたいな感じになってないか……? おろろ?

あと写真撮り忘れましたがこのボツボツ振っている流れでシルバーをドライブラシで適当に全身擦り付けました。サイズ考えずにガンプラのウェザリングが如くってのがちょっとずつ破綻してきている気配もするけどね。まぁ良いんだ面白いから!

何はともあれ。ここで一度"ススス"で蓋をする。

まぁまぁ良いじゃん!裾のボツボツは……もぅちょい誤魔化したいかな……

そろそろ、塗料がガシッと残ってくれる必要が無くなってきたので、このタイミングで一度、スーパー天才艶消しコート剤 ススス(クレオス ーパームークリアー)を吹きます。

iPhoneで夜中あんまり照明環境が良くない所でこのサイズの模型を撮ってるんで、塗面が荒いんだか、ノイズが酷いんだか、画がグチャッてるんだ、テクスチャ味なんだかさっぱり分からん感じになってますが、実物はスススのおかげで、シットリして少し赤が落ちついて中々良い感じです!

ただ、やっぱり足下のチッピングってかボツボツはちょっと大げさというか……上手く行かなかった感が自分でも有りますねぇ。

ろろ

まぁこうしてブログ書いて全身写すってか引いて見てみればまぁ気にならんか?って程度はあるけど!ちっちゃいしね!

おわりに。まだ、もぅちょっとだけ続くのじゃ。

この後もぅ少しだけ色を重ねて遊びたいと思います。裾付近にガッツリ明るい色置いて退色感を醸してみたり、スリッパに泥まぶしたり、鉛筆粉使って角とかをギラリとさせてみよーかと考えてます。あ、あと目玉も緑に塗らないとですね。

一旦汚すとどの段階でプラモを「おしまい」!にするかとても悩ましいんですが、とはいえもぅ終盤も終盤です。最後までガハハー!と楽しく塗れたら良いですね。

ろろ

「おしまい」が決めづらい一つの理由に、何となくで施した作業で「あれ?あれ?」と、ドンドンどつぼにハマるパターンもありますね。 前にオラザク出したオリジンシャアザクがまさにそれで、なんなら「早く終わって!」って手を動かしながら意味不明な泣きが入ってましたもの。それではおしまい!!!

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